ウォーキングで血流改善を目指そう!冷え性や肩こりの解消にも
2018/12/11
ウォーキングは血流改善させるために、誰でも簡単にできる運動のひとつです。
血液は体の各細胞に酸素や栄養を運んだり、老廃物を排出するなど、重要な仕事をしています。
血流が悪くなると、冷え性や疲労を始め様々な病気のリスクが高まります。
ウォーキングで血流改善を目指そう!
最近はダイエットや健康目的で、ウォーキングを実践される人が、増えています。
ウォーキングはお金もかからず、特殊な技量も必要ないので、誰でも簡単に実践できます。
ウォーキングについて研究が進むなかで、実にいろいろな健康効果があることが分かってきました。
その健康効果の中でも、今回はウォーキングの血流改善について、解説していきます。
血流が悪いとどうなるのか?
血流が悪いということは体の各細胞に、きちんと栄養や酸素が運ばれなくなるということです。
また老廃物の排出もできなくなるので、あらゆる病気のリスクが高まります。
血液悪化の代表的な症状を幾つか紹介すると、まず冷え性があります。
血流が悪いと体の末端にまで血液を運ぶことが出来ずに、体温が上がらなくなってしまいます。
首や肩のこり、関節痛、疲労感なども、血流が悪いことによって起きる典型的な症状です。
首や肩のこり、関節痛、疲労感などの原因は、乳酸などの疲労物質です。
血流が悪いとこれらの疲労物質が、筋肉や関節に滞ってしまうのです。
また肌の細胞にきちんと栄養が届かなければ、肌荒れなどの美容トラブルも起こります。
栄養不足は肌のターンオーバーを乱して、シミ、くすみ、カサつきなど、様々な肌トラブルを引き起こします。
しかしこれらはまだ、軽微な症状と言っていいでしょう。
血流の悪さが更に悪化すれば、動脈硬化や脳梗塞など命に関わるような病気にも、なりかねません。
ウォーキングで血流が改善するメカニズム
ウォーキングで血流が改善する一番の要因は、ふくらはぎ(腓腹筋)の運動にあります。
ふくらはぎは第二の心臓とも言われており、血流改善には重要な役割を負っています。
血液は心臓から送り出されて、体を一周してまた心臓へと戻ってきます。
しかし心臓から一番遠い足に運ばれた血液が、重力に逆らって心臓に戻ってくるには、筋肉の収縮により血液を押し出す力が必要になります。
その役目を果たすのが、ふくらはぎの筋肉なのです。
ウォーキングを毎日続けていけば、ふくらはぎの筋肉も鍛えられていきます。
そうすれば、足の血液を心臓に送り戻すポンプ効果も高まり、血流改善が期待できます。
またウォーキングによってふくらはぎだけでなく、全身の筋肉を効率よく動かすことができます。
これにより体の他の部分も、血流が改善されていきます。
ウォーキングは有酸素運動なので、体の隅々の細胞にまで、血流にのって酸素がいきわたります。
そうすると基礎代謝もアップして、ダイエットや健康増進効果も高まります。
その他にもウォーキングには、自律神経の働きを整える効果もあります。
自律神経の働きが乱れると、血管を収縮させて血流を悪くさせることもあります。
自律神経が正常に働けば、リラックス状態で血管が拡張して、血流が改善されます。
まとめ
血流が悪いと、栄養や酸素が細胞に運ばれなくなり、いろいろな病気にかかりやすくなる。
その症状には、首や肩のこり、関節痛、疲労感などがあり、更にひどくなれば、動脈硬化や脳梗塞などになる危険もある。
ウォーキングは、第二の心臓と言われているふくらはぎを鍛えることで、血流の改善が見込める。
ふくらはぎ以外の筋肉も効率的に動かし、自律神経の働きが整うことでも、血流の改善効果が見込める。