冷凍食品は安全なのか?加工方法や食品添加物、原材料、調理方法について

      2019/06/09

最近の冷凍食品は味も美味しくなっており、料理の手間も省けてとても便利です。

しかし冷凍食品の安全について、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

ここでは冷凍食品の安全について、加工方法や食品添加物、原材料、調理方法の観点から考えていきます。

スポンサーリンク

冷凍食品は安全なのか?

冷凍食品
 

冷凍食品の安全については、色々なメーカーが色々な冷凍食品を販売してるので、それらを全て一括りにして考えないほうがいいでしょう。

冷凍食品に限らず他の食品も、安全なものもあればそうでないものもあります。

その中で我々は自分自身の目で、安全なものと危険なものを選別できる力を養っていかなければなりません。

冷凍食品の場合はどんな加工方法なのか、どんな食品添加物が使われているのか、どんな原材料が使われているか、調理方法などのポイントを抑えて、安全かどうかを判断していくことになります。

 

冷凍食品の加工方法は安全か?

冷凍食品は品質を長期間維持できるように、食品を低温で冷凍して、配送、販売、保存できる食品です。

最近は冷凍技術も進歩しており、急速冷凍することで品質変化も少なく、味も格段に良くなっています。

また急速冷凍することで、栄養が損なわれることも、ほとんどありません。

そして油を使っている食品も、酸化などの品質劣化を抑えることができます。

この食品を冷凍させて保存する技術に付いては、高い品質が維持でき安全性には問題がないといえます。

 

日本冷凍食品協会の基準によれば、冷凍食品は生産から販売まで一貫して-18℃以下になるように、品質管理されています。

食品衛生法では-15℃以下であれば、微生物が繁殖できずに安全とされています。

そのため生産から販売まで一貫して、-18℃以下で保存される冷凍食品は、長期で保存するには安全であるといえます。

 

しかし、冷凍食品も全く品質が劣化しないわけではなく、緩やかに品質劣化が起こります。

冷凍食品にも賞味期限や消費期限が定められているので、それらの期限は守らなければなりません。

 

 

冷凍食品の添加物は安全か?

冷凍食品は冷凍することで食品の劣化を抑えているので、保存料などの食品添加物はほとんど使われていません。

しかし、その他の調味料や膨張剤、着色料などの食品添加物は、使われている物が多いでしょう。

 

冷凍食品の原材料表示を見て、どんな食品添加物が使われているのか、確認してみて下さい。

原材料表示には、エリソルビン酸ナトリウム、亜硝酸塩、リン酸塩、増粘多糖類などの文字が記載されているかもしれません。

これらの食品添加物は、もちろん食品衛生法で認められているものなので、安全に問題はないという見方もできます。

 

しかし、こういったものを長期間摂取し続けた場合、本当に安全と言えるのでしょうか?

スポンサーリンク

法律上はきちんと科学的な根拠に基づいて、無害であると確認されています。

しかし食品添加物の危険性について、問題視する専門家がたくさんいるのも事実です。

 

アトピーの子供が増えているのも、食品添加物が原因と指摘する専門家もいます。

また国によっても認可されている食品添加物は違い、世界でも日本は1500種類以上と、飛び抜けて認可されている食品添加物が多いのです。

ちなみにアメリカでは133種類で、イギリスはたった21種類しか、認可されている食品添加物はありません。

 

どうして、こんなに違いがあるのでしょうか?

アメリカ人には危険だけど、日本人には安全という食品添加物があるのでしょうか?

これをどう受け止めるかは個人の自由ですが、私自身はなるべく食品添加物は摂らない方が、安全だと思っています。

 

 

冷凍食品の原材料は安全か?

東京都の条例では、冷凍食品も原材料原産地の表示が義務付けられています。

これにより多くの冷凍食品に原材料原産地が表示されたり、ホームページ上で情報公開されています。

これらの情報を元にして、安全な原材料が使われているかを判断しなければなりません。

 

輸入材料を使っている場合、遺伝子組み換え食品や農薬の危険なども考えられます。

できるだけ、国産原材料を使っているほうが安心できます。

不安な場合には直接、冷凍食品の製造メーカーに問い合わせてみるのもいいでしょう。

 

 

冷凍食品の調理方法

冷凍食品の調理方法を間違うと、安全でないこともあります。過去には、冷凍食品による食中毒の事故も起きています。

 

まず冷凍食品には、冷凍前加熱済と冷凍前未加熱の物があります。

それぞれ調理方法が異なりますので、きちんと冷凍食品のパッケージに記載されている調理方法を守って、食べるようにします。

 

食中毒の原因菌に関しては、冷凍保存することで繁殖は抑えられますが、死滅させることはできません。

ですから冷凍食品でも加熱調理が必要なものは、きちんと中まで火を通してから食べないと、食中毒の危険があります。

食中毒が起きた事例として、冷凍食品を解凍せずに加熱調理したため、中心部の温度が十分に上がらず、加熱が不十分になってしまったということがあります。

 

こういった事故を防ぐためにも、調理方法はきちんと守りましょう。

後は電子レンジを使用するときに、冷凍食品の容器から環境ホルモンが溶け出すという問題があります。

多くのプラスチック製品は電子レンジを使用すると、環境ホルモンを発生する可能性があります、

 

容器がポリプロピレンであれば、安全とされているので、電子レンジを使う前に容器の材質を確認しましょう。

もし容器が環境ホルモンが溶け出すような材質であれば、ガラスや陶磁器など安全な容器に移し替えてから、電子レンジを使用します。

 

 

まとめ

冷凍食品の加工方法は、長期保存が可能で安全といえる。

冷凍食品にも食品添加物が使われているものがあり、多くの食品添加物が使われているものは、必ずしも安全とは言い切れない。

原材料の原産地表示を確認して、安全な原材料が使われているかを判断する必要がある。

調理方法を間違うと、食中毒の危険もある。

スポンサーリンク

 - 健康