カステラの紙を子供が食べてしまった!体に害はあるのか?
2020/02/26
カステラを子供のおやつに、あげたときのことです。
子供が「このカステラ不味い」と言っているのでよく見ると、カステラの紙を剥がさずに、ムシャムシャ食べていました。
すでに半分ほど食べ終わっていたのですが、体に害がないのか心配ですね。
カステラの紙を子供が食べてしまった!
カステラの薄紙ですが、実は私も昔間違って、食べてしまったことがあります。
しかしその後、お腹が痛くなったりなど、体に異変が起きることはありませんでした。
同じ様な失敗をしている人は、けっこう多いのではないでしょうか?
もしもカステラの紙を食べて体に害があるなら、とっくに大きな問題になっているはずです。
消費者庁からカステラメーカーに、改善命令が出されていなければおかしいですよね?
特に大きな問題になっていないということは、カステラの紙は食べても、大丈夫ということでしょう。
うちのカステラの紙を食べてしまった子供も、その後お腹を壊したりということは、ありませんでした。
しかし本当に大丈夫なのか心配なので、もう少し詳しく調べてみました。
カステラの紙の材質は?
カステラメーカーによって、使っている紙の材質は違うと思います。
全てのメーカーを調べたわけではありませんが、カステラの紙にはパラフィン紙などを使っていることが、多いようです。
ちなみにカステラの紙は、焼くとき生地が枠にくっつかないように、どうしても必要になるそうです。
それならカステラを焼いた後に、紙を剥がしてから売ればいいと思いますよね?
しかしカステラの紙を剥がしてしまうと、今度は箱や袋にカステラがくっついてしまいます。
つまりメーカーとしては、カステラには紙を付けたまま売るしかないのです。
さて話を戻しますが、パラフィン紙は流動パラフィンを塗布または、浸透させた紙のことです。
紙自体は植物のパルプなどを原料としているので、体には害はないと思います。
こうなると流動パラフィンに、害がないのかという点が気になります。
流動パラフィンは石油原油を原料として作られており、炭化水素の混合物ということです。
化粧品、医薬品、食品などにも幅広く使われており、健康被害が発生した事例はないとされています。
流動パラフィンは人間が消化吸収できないので、食べてもそのまま排泄されます。
紙も食物繊維のようなもので、そのまま排泄されます。
つまりカステラの紙を食べてしまっても、そのまま排泄されることになります。
しかし健康被害がないと言っても、石油を原料にしているのであれば、食べるのは気持ち悪いですよね。
子供にカステラを食べさせるときは、紙を剥いでから渡して、誤食を防止しましょう。
またフッ素系特殊樹脂を含有させた、特殊な紙を使っているカステラメーカーもあります。
安全性は問題ないと思いますが、やはり体の中には入れたくないですよね。
カステラの紙は必ず剥がして食べるように、注意しましょう。
カステラの紙をきれいに剥がす方法
カステラの紙を剥がすときって、どうしても焦げ目の茶色い部分も、剥がれてしまいますよね?
ザラメの付いてるカステラは、ザラメが全部取れてしまうこともあります。
そこでカステラの紙をきれいに剥がす方法も、調べてみました。
やり方は簡単で、カステラを冷蔵庫で冷やしてから、紙を剥がしてみて下さい。
カステラを冷蔵庫で冷やすと、粘着力が落ちるので、紙が剥がしやすくなります。
それでも紙にカステラのザラメを持ってかれてしまった場合は、スプーンで紙のザラメを削り取って、カステラの上に乗せ直しましょう。
子供はザラメの付いた紙に、かじり付こうとしますが、誤食の可能性があるのでやめさせましょう。
紙にかじり付くのは、お行儀も悪いですから。
まとめ
カステラの紙は食べてしまっても、健康被害の可能性は少ないでしょう。
それでも体にいいものではないので、誤食しないようにカステラの紙は剥がしてから、子供に渡すようにして下さい。
特に子供は消化器官が未発達なので、お腹を壊してしまうことも考えられます。
心配な場合には念のために、医者に診てもらいましょう。