ムダ毛は剃らないと薄くなる?体毛が濃くなる処理方法をやめて薄くする対策!
2020/03/14
ムダ毛をカミソリで剃っていたら、体毛が濃くなるとよく聞きますね。
しかしムダ毛は剃らないと、薄くなるわけではありません。
体毛が濃くなる処理方法をやめて、ムダ毛を薄くする方法を実践していきましょう。
ムダ毛は剃ると濃くなる?
ムダ毛を剃っていたら、濃くなったという体験談は、たくさんあります。
・毎日ムダ毛を剃っていたら、男性のような太い毛が生えてきた。
・スネだけ剃っていたら、明らかに他の場所より、毛が濃くなっている。
・毎日剃らないといけないほど、体毛が濃くなって目立つようになった。
この様な体験談は多いのですが、ムダ毛は剃ると濃くなるのは、目の錯覚だという説が有力です。
下の図のように、体毛は先が尖っていて、根本に行くほど太くなっています。
ムダ毛を根本から切断すると、毛の断面が広いので、濃くなったように見えるという説です。
しかし実際に、ムダ毛を剃っていたら濃くなった人の中には、目の錯覚では納得がいかないという人も多くいます。
実は目の錯覚説の他に、カミソリなどで肌に刺激が加わることで、毛が太く濃くなるという説もあります。
もともと体毛は、体を守るために生えていたものです。
カミソリで肌に刺激を与え続ければ、体を守ろうとして体毛が濃くなるのは、納得できます。
肌に刺激を与えるという意味では、毛抜でムダ毛を抜くのも同じです。
毛を抜くことで毛根に刺激が加わり、太い毛が生えてくる剛毛化という現象もあります。
いずれにせよ、ムダ毛を剃る・抜くという処理方法は、肌に負担がかかるので、あまり良いムダ毛処理方法ではありません。
ムダ毛が濃くなるかどうかよりも、肌に負担をかけないようにするという意味で、ムダ毛を剃ったり抜いたりするのは、やめたほうがいいですね。
ムダ毛は剃らないと薄くなる?
ムダ毛を剃らないで放置することで、自然と薄くなると思っている方もいます。
個人の体質で、年齢によって体毛が濃くなったり、薄くなったるすることはあります。
しかし一概に、ムダ毛は剃らないと薄くなるとは言えません。
体毛が濃くなったり薄くなるのには、ホルモンバランスが大きく関係しています。
一般的には、男性ホルモン優位で体毛が濃くなり、女性ホルモン優位で体毛が薄くなります。
つまり男性ホルモンを減らし、女性ホルモンを増やす生活習慣が、ムダ毛を薄くする方法になるわけです。
ムダ毛を薄くする方法
ムダ毛を薄くするには、ホルモンバランスを整えることが大事です。
女性の場合は男性ホルモンを減らして、女性ホルモンを増やすようにします。
女性ホルモンが増えれば、男性ホルモンを抑制して、ムダ毛が薄くなります。
特に食事や睡眠などの生活習慣は、ホルモンバランスに影響を与えます。
前提として、規則正しい生活をするということを頭に置いて、おきましょう。
食事でできるムダ毛対策
NG:肉など動物性タンパク質
肉は食べ過ぎると、テストステロンという男性ホルモンが、増えやすくなります。
注意してほしいのは、肉を全く食べてはいけないという意味ではないという点です。
あくまで、肉の食べすぎが良くないという意味です。
動物性タンパク質である肉は、健康を維持するのに必要な栄養です。
肉を食べたら、魚や野菜、豆類、海藻類など、バランス良く食べましょう。
OK:大豆製品
大豆にはイソフラボンという、女性ホルモンのエストロゲンと構造が似てる成分が、多く含まれています。
大豆イソフラボンが男性ホルモンの働きを抑制して、ムダ毛が薄くなる効果が期待できます。
代表的な大豆製品には、豆腐、納豆、味噌、きな粉、豆乳などがあります。
ただしイソフラボンの過剰摂取も問題があり、1日のイソフラボンの上限摂取量は70~75mgとなっています。
大豆イソフラボンの含有量は、
・納豆1パック(45g):約35.5mg
・豆腐1丁(300g):約80mg
・豆乳(200g):約41mg
・きな粉(10g):約16mg
上記の数字を参考にして、イソフラボンを過剰摂取しなように、気をつけてください。
睡眠でムダ毛対策
睡眠不足はホルモンバランスを乱す原因になり、ムダ毛が濃くなることがあります。
十分な睡眠を取ることにより、ホルモンバランスを整えて、ムダ毛を薄くする効果が期待できます。
睡眠を取ることは、ストレスを解消することにもつながります。
ストレスが溜まると自律神経が乱れて、副腎皮質ホルモンが増加して、ムダ毛が濃くなることがあります。
睡眠時間は最低でも6時間以上、できれば8時間取るのが理想です。
そして最近では睡眠時間よりも、睡眠の質のほうが重要だと言われています。
質の良い睡眠を取るには、
・規則正しい生活(毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる)
・朝起きたら日光を浴びる(体内時計のリセット)
・日中適度な運動をする
・寝る2~3時間前に入浴する
・よく眠れる寝具を使う
上記のポイントを参考にして、質の良い睡眠を取り、ムダ毛対策をしましょう。
肌に刺激を与えない
冒頭でも述べていますが、カミソリや毛抜により肌に刺激を与えると、ムダ毛が濃くなることがあります。
ムダ毛を薄くするためには、なるべく肌に刺激を与えないようにします。
そして肌への刺激は他にも、紫外線や温度によるものがあります。
紫外線を浴び過ぎれば、日焼けをして肌にダメージを受け、肌を守るためにムダ毛が濃くなります。
体毛は体を守る他にも、体温を保持する役目があります。
寒い場所にいれば体温を保持するために、体毛が濃くなることが考えられます。
なるべく体を冷やさないようにして、ムダ毛が濃くならないようにしましょう。
まとめ
ムダ毛は剃ると濃くなるのは、毛の断面が広くなるだけで、目の錯覚という説が有力。
ムダ毛を剃ることで肌に刺激が加わり、実際にムダ毛が濃くなるという説もある。
ムダ毛を剃らなくても薄くなることはなく、ホルモンバランスにより、ムダ毛が濃くなったり薄くなる。
肉など動物性タンパク質の過剰摂取で、ムダ毛が濃くなりやすい。
大豆製品に含まれるイソフラボンの働きで、ムダ毛が薄くなりやすい。
十分な睡眠を取ることで、ホルモンバランスが整い、ムダ毛が薄くなる。
カミソリ、毛抜、紫外線、温度などの刺激で、体毛が濃くなることがある。