ラーメンにお酢を入れる効果とは?デメリットもあります!
2020/01/17
ラーメンにお酢を入れる効果を、ご存知でしょうか?
一般的に健康にいいとされているお酢ですから、いろいろな効果が期待できます。
しかしメリットがある反面、デメリットもあります。
ここではラーメンにお酢を入れる効果と、デメリットをまとめています。
ラーメンにお酢を入れる効果とは?
ラーメンにお酢を入れる効果で、一番注目すべき点は、太りにくくなることです。
ラーメンの麺は炭水化物ですから、糖質が多く含まれます。
更にスープには、脂質が含まれています。
ラーメンは糖質と脂質の組み合わせですから、太りやすい食べ物の代表格と言えます。
ダイエットをしている人なら、ラーメンを食べるのは、我慢していることでしょう。
しかしダイエット中でも、どうしてもラーメンが食べたい時には、お酢を入れて食べることで、太りにくくなるのです。
ラーメン店にはだいたい、色々な調味料が並べられており、その中に餃子のタレ用の酢が置いてありますね。
ほとんどのラーメン屋で、お酢を入れてラーメンを食べることができます。
ラーメンにお酢を入れると太りにくくなるのは、お酢が糖の吸収を抑えてくれるからです。
酢に含まれる酢酸には、胃で消化されたブドウ糖が、腸で吸収されるのを、遅らせる効果があります。
糖の吸収が遅れると、食後の血糖値の上がり方も緩やかになります。
血糖値の上がり方と肥満には、大きな関係があります。
なぜなら同じカロリーを摂取しても、GI値という食後血糖値の上がり方が早いほうが、太りやすいからです。
食後に急激に血糖値が上がると血糖値を下げるために、インシュリンが大量に分泌されます。
インシュリンは糖と結合し、皮下脂肪となって蓄えられ、太りやすくなります。
血糖値が緩やかに上昇すれば、インシュリンの分泌も減って、脂肪として蓄えられる糖の量も減るので、太りにくくなります。
特にラーメンの麺の原料である小麦は、GI値が高く太りやすい食材です。
ラーメンにお酢を入れて、血糖値の上昇を抑えるのは、太らないためにはいい方法と言えます。
またお酢に含まれる酢酸には、脂質の合成を抑制する効果と、体脂肪の燃焼を促進する効果もあります。
ラーメンにお酢を入れるデメリットとは?
ラーメンにお酢を入れることで、太りにくくなる効果がある反面、デメリットもあります。
ここでは、ラーメンにお酢を入れるデメリットを紹介します。
食欲が増進されて食べ過ぎてしまう
お酢の酸味は味覚や嗅覚を刺激し、脳の摂食中枢に働きかけ、食欲を増進する効果があります。
そのためラーメンにお酢を入れることで、食欲が増進されて、食べ過ぎてしまう危険があります。
ラーメンを食べ終わった後に替え玉を頼んだり、チャーハンを追加してしまえば、食べ過ぎです。
いくらお酢に、太りにくくする効果があっても、食べ過ぎは禁物です。
お酢の刺激で胃腸を痛める
お酢の酸は刺激があり、胃腸を痛めることもあります。
たまにラーメン屋で、お酢をドバドバ入れる人がいますが、あれは入れ過ぎです。
胃腸の弱い人なら、かなり負担がかかるのではないでしょうか。
お酢の1日の摂取量の目安は、だいたい大さじ1~2杯です。
ラーメンにお酢を入れるなら、大さじ1杯程度が適量でしょう。
くれぐれも、お酢の入れ過ぎには、注意して下さい。
体臭がキツくなる
お酢を摂りすぎると、体臭がキツくなることがあります。
体臭はお酢を入れ過ぎなければ、それほど気にしなくても、いいでしょう。
しかし元々体臭のきつい方は、ちょっと注意したほうが、いいかもしれません。
特にラーメンには、他に体臭をキツくする原因になるニンニクが、入っている物もあります。
味が変わってしまう
ラーメンにお酢を入れると、味が変わってしまいます。
味の好みは人それぞれなので、美味しく感じる人もいれば、不味く感じる人もいます。
いくら太らないためとは言え、不味いラーメンなら意味がありません。
私の個人的な感覚だと、味噌ラーメンにお酢を入れるのは好きなのですが、醤油と豚骨はいまいちな感じがします。
こってりした味噌ラーメンを、最初はそのまま食べます。
途中でちょっと飽きてきたところで、お酢を投入して味に変化をつけて、さっぱり目にして残りを食べます。
ラーメンにお酢を入れる時は、ちょっとずつ入れるのがコツです。
お酢は少量でも、けっこう味が変わってしまいます。
味を確認しながら、ちょっとずつお酢を入れて、好みの味に調整して下さい。
塩分の取り過ぎに注意
ラーメンが不健康な食べ物と言われているのには、塩分を摂りすぎてしまうことも原因のひとつです。
ラーメンにお酢を入れれば、太りにくくはなりますが、塩分の取り過ぎは防げません。
こってりしたラーメンのスープも、お酢を入れるとさっぱりした口当たりとなり、全て飲み干したくなるかもしれません。
しかし塩分を摂り過ぎないようにするには、スープは全部飲まないほうがいいでしょう。
お酢以外で太りにくいラーメンの食べ方とは?
お酢をラーメンに入れることで、太りにくくなる効果がありますが、お酢の味が苦手という方もいるでしょう。
私も味噌ラーメン以外は、お酢を入れると不味く感じるので、入れていません。
そこでお酢以外で、太りにくいラーメンの食べ方をご紹介します。
お酢以外で糖の吸収を抑えるには、ラーメンを食べる前に、食物繊維を摂っておく方法があります。
食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があります。
このうち糖の吸収を抑えるのは、水溶性食物繊維です。
水溶性食物繊維を多く含む食品には、昆布やわかめなどの海藻類があります。
しかしラーメン屋のメニューに、海藻サラダがあるお店は、少ないですよね。
そこでラーメン屋に行く前に、コンビニで海藻サラダやもずく酢を買って食べましょう。
海藻類の他には、脂肪と糖の吸収を抑えるという、トクホ飲料を飲む方法もあります。
こちらは難消化性デキストリンという成分に、脂肪と糖の吸収を抑える効果があります。
トクホ飲料も、コンビニで手軽に買えるので便利ですね、
まとめ
ラーメンにお酢を入れる効果は、太りにくくなることである。
お酢は糖の吸収を抑制し、血糖値が急激に上がるのを、防ぐ効果がある。
お酢には食欲増進作用があるので、食べ過ぎなように注意する。
お酢の酸の刺激で、胃腸を痛めることがあるので、入れすぎないようにする。
お酢で体臭が、キツくなることもある。
お酢は少量でもラーメンの味が大きく変わってしまうので、ちょっとずつ味見をしながら入れる。
お酢以外ではラーメンを食べる前に、、海藻類やトクホ飲料を飲めば、太りにくくすることができる。