水ダイエットの危険性とは?むくみで太る人や下痢や水中毒の原因にも!

      2019/12/12

水ダイエットは、水を飲むだけという手軽さから、多くの方が実践されています。

しかし、間違ったやり方をしていると、水ダイエットには危険性を伴います。

むくみで太ったり、下痢や水中毒、血圧の上昇、内臓に負担をかけるなどの危険性があります。

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水ダイエットの危険性とは?

水ダイエットの危険性
 

水ダイエットの危険性として、

①むくみで太ってしまう。
②お腹を壊したり下痢になる。
③水中毒になる。
④血圧の上昇
⑤内臓に負担をかける。

以上の5つがあります。

 

しかし、水ダイエットでこれらの危険性があるのは、間違ったやり方をしていることも、大きく関係しています。

スタイルのいいモデルさんや芸能人の方などが、1日2リットルの水を飲んでいるという話を聞いて、表面的な部分だけを真似したり、自己流の水ダイエットをしている人もいます。

 

「1日2リットルより、もっとたくさん水を飲めば、もっと痩せるんじゃない」
「水を飲んでお腹を膨らませて、食事を減らせばもっと痩せれる」
「水じゃなくても、お茶とか水分なら何でもいいでしょ」
「昼間あまり水が飲めなかったから、夜に足りない分をまとめて飲もう」

これらの水ダイエットのやり方は、全て間違っています!

 

水ダイエットの危険性というのは、突き詰めていくと、

①適量以上の水を飲んでいる。
②常温水以外の水や飲み物を飲んでいる。
③一度に大量の水を飲んでいる。

この3つの間違ったやり方が、原因になっています。

 

後ほど水ダイエットの正しいやり方の詳細を説明しますが、概略は1日に1.5~2リットルの常温水を、少量ずつ分けて飲みます。

以下、それぞれの水ダイエットの危険性について、詳細に説明をしていきます。

 

水ダイエットでむくみで太ってしまう危険性

痩せるために水ダイエットをしているのに、逆にむくみで太ってしまえば本末転倒です。

 

むくみの原因には、塩分の取り過ぎや血行不良、冷え性、運動不足など、様々なものがあります。

そのため一概に、水ダイエットがむくみの原因になっているとは、言い切れません。

 

もともと水分が排出されにくく、体に水分を溜め込みやすい体質である人は、正しい水ダイエットのやり方をしていても、むくみが出ることがあります。

そして水ダイエットでは、水の量が多過ぎたり冷たい水を飲むと、むくみが出る危険性があります。

飲む水の量が多いと、血液中水分量が増えます。

そうすると血管から水分が、溢れ出やすくなります。

その溢れ出た水分が、細胞間に溜まって、むくみとなります。

冷たい水は体を冷やすので、代謝が低下しむくみやすくなります。

 

水ダイエットでお腹を壊したり下痢になる危険性

水ダイエットで、お腹を壊したり下痢になるのは、一度に大量の水を飲むことや、冷たい水を飲むことが原因で起こります。

水は腸で吸収されますが、一度に大量の水を飲んでしまうと、腸は全ての水を吸収しきれなくなります。

そうすると吸収しきれなかった水分は、下痢として体外へと排出されます。

 

また冷たい水を飲むと、胃腸が一気に冷やされて、消化吸収能力が低下します。

そのためお腹を壊したり、下痢をしてしまうのです。

 

それと水ダイエットの間違ったやり方として、食事の前や食事中に水でお腹を膨らませて、食事の量を減らそうとする人がいます。

これをやると、水で胃液が薄まってしまい、消化不良を起こしやすくなります。

 

後はミネラルウォーターを飲んでいる人も、お腹を壊したり下痢をしやすくなります。

ミネラルウォーターに含まれるマグネシウムは、体に吸収されにくく、水分の働きを阻害する働きもあります。

特に日本人は、普段ミネラル分の少ない軟水を飲んでいるので、ミネラルウォーターなどの硬水を飲むと、お腹を壊しやすくなります。

水ダイエットにミネラルウォーターを飲むのは、あまり適しているとはいえません。

 

水ダイエットで水中毒になる危険性

水ダイエットでの水中毒は、水分を過剰に摂取した時に、起こる危険性があります。

 

水中毒に、特に気を付けなければいけない人は、たくさん水を飲んだほうが痩せやすいと、勘違いしてる人です。

水分を過剰に摂取すると、血液中の水分が増加し、ナトリウムイオンの濃度が低下し低ナトリウム血症になります。

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すると疲労感、頭痛、嘔吐、意識障害、痙攣、昏睡状態、呼吸困難などの水中毒の症状が現れ、最悪死に至ることもあります。

水ダイエットは適量の水を摂取した時に、効果のあるダイエット方法です。

たくさん水を飲んだからといって、痩せやすくなることはありません。

水分を過剰に摂取するのは、とても危険です。

 

水ダイエットで血圧が上がる危険性

水分を過剰に摂取すると、血液の水分量が増えるので、血液の量が増えます。

そのため血圧が、上昇する危険性があります。

血圧が上がれば、脳出血を起こすこともあります。

もともと高血圧の人は、特に注意が必要です。

 

水ダイエットで内臓に負担をかける危険性

水ダイエットは心臓や腎臓などの内臓に、負担をかける危険性があります。

水を過剰に摂取すれば、水分は血液に吸収されるので、血液の量が増えます。

すると心臓に入ってくる血液が増え、心臓の負担が増えます。

腎臓は血液を濾過して、尿を作る臓器です。

水分を取りすぎて血液の量が増えれば、腎臓の負担は大きくなります。

心臓や腎臓に疾患がある人は、主治医に相談して、自分が一日に摂取していい水分量や、水分の補給の仕方を確認しておくほうがいいでしょう。

 

水ダイエットを成功させるための正しいやり方とは?

水ダイエットで間違ったやり方をすることで、様々な危険性があることを説明してきました。

しかし正しいやり方をしていれば、これらの危険を防ぐことが出来ます。

ここでは水ダイエットを成功させるための、正しいやり方を説明します。

 

水ダイエットは適切な量の水を飲めば、

・血液がサラサラになり、血行が良くなる。
・基礎代謝が上がり、痩せやすくなる。
・食物繊維が水分を含み、便通が良くなる。
・老廃物が排出されやすくなる。(デドックス効果)

などの効果が期待できます。

ダイエットだけでなく健康にもいいので、ポイントを抑えて適切な水分補給を心掛けて下さい。

 

1日の水分摂取量は1.5~2リットル?

水ダイエットでは一般的に、1日の水分摂取量は1.5~2リットルが目安と、いわれています。

しかしこれはあくまで目安で、個人差があります。

 

まずは自分の体重の3~4%を目安に、1日の水分摂取量を計算します。

しかし、ここで計算した値も、あくまで目安です。

 

同じ体重の人でも、脂肪が多い人と筋肉質の人、骨太の人では体質が違います。

それに年齢によっても、水分摂取量は変わってきます。

季節や生活環境で、汗の量も変化します。

それに加え汗をかきやすい体質や、水分を溜め込みやすい体質などもあります。

ですから摂取量はあくまで目安として、体調を見ながら調整して下さい。

 

水ダイエットで飲むのは常温水!

水ダイエットで飲むのは、常温水です。

 

冷たい水やミネラルウォーター、お茶などは避けましょう。

冷たい水やミネラルウォーターは、水ダイエットの危険性のところで説明してるように、むくみやお腹を壊したり、下痢、腎臓に負担がかかることがあります。

お茶を飲むと、それを分解するのに水が必要になるので、必要な水分補給が妨げられてしまいます。

さらにカフェイン入りのお茶であれば、利尿作用があるので、水分が排出されやすくなります。

 

水は少量ずつ分けて飲む

水ダイエットでは、水を少量ずつ分けて飲みます。

 

1度に飲む水の量は、コップ1杯(約150ml)を目安とします。

1日に1.5リットルの水を飲む場合は、コップ1杯(約150ml)を10回に分けて飲みます。

前述したように、人間の体は一度にたくさんの水分を摂取しても、吸収する能力が追いつきません。

一度にたくさん飲んでも、むくみや下痢、水中毒の危険性が高まるだけなので、1回に飲む量は、コップ1杯(約150ml)を目安にして下さい。

 

食事・運動・睡眠などの生活習慣にも気を付ける

水ダイエットをしている人の中には、水さえ飲んでいれば痩せられると、勘違いしてる人もいます。

しかし食事・運動・睡眠などの生活習慣にも、気を付けることが大事です。

栄養バランスの取れた食事をして、適度な運動をして、十分な睡眠を取ることで、健康的なダイエットが出来ます。

特に水の量を増やして、食事の量を減らしたり、置き換えダイエットの用に、食事の代わりに水を飲む人がいます。

これは栄養のバランスも悪くなり、危険なダイエット方法です。

食事・運動・睡眠などの生活習慣に気を付けた上で、水ダイエットをすることで、ダイエットが成功する可能性が高まるのです。

 

 

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