早食いで太る理由とは?ゆっくり食べれば痩せれるのか?
2019/08/27
早食いで太る理由は、何なのでしょうか?
またゆっくり食べれば、痩せることができるのでしょうか?
早食いは太るだけでなく、健康にも悪影響があるといいます。
早食いがダイエットや健康に、与える影響と対策を探っていきます。
早食いで太る理由とは?
早食いで太る理由は、
①満腹感が得られにくい。
②咀嚼回数が少ない。
③胃腸に負担がかかる。
この3つです!
それぞれの項目について、詳しく説明した後に、対策を解説していきます。
①早食いは満腹感が得られにくいため太る!
早食いで太る理由の1つめは、満腹感が得られにくいことです。
満腹感を得るには、食事により血糖値が上昇して、それを脳内の満腹中枢が感知しなければなりません。
しかし血糖値が上昇するには、食事を始めてから15~20分ほどかかります。
早食いの人が一人前の食事を、10分で食べきったとします。
すると食べきった時点では、まだ血糖値が上昇していません。
そのため満腹感が得られず、まだ食べれると思ってしまいます。
満腹感が得られるまで食べると、過食気味になってしまいます。
早食いで過食になると、カロリーを取り過ぎて、血糖値が上がり過ぎてしまいます。
血糖値が上がるとそれを下げるために、インシュリンというホルモンが分泌され、糖は脂肪として蓄積されます。
またインシュリンが分泌されると、血糖値が下がり眠くなったり体がだるくなります。
少ない量の食事でも、20分以上時間をかけてゆっくり食べれば、満腹感が得やすくなります。
そうすれば、余計なカロリーを摂取しなくてすみます。
結果的に食事の量が減って、痩せやすくなります。
②咀嚼回数が少ないと太りやすくなる
早食いになる理由の2つ目として、咀嚼回数が少ないことがあります。
これには、食事の内容も関係しています。
現代人は固い食べ物を避け、柔らかい食べ物を好む傾向があります。
そのためよく噛まなくても、食べれるようなメニューが多くなり、咀嚼回数が減ってきています。
試しに食事をする時に、一口で何回噛んでいるかを、数えてみて下さい。
5回くらいしか噛まずに、飲み込んでいませんか?
麺類など柔らかい食べ物は、5回も噛めば飲み込めてしまいます。
咀嚼回数が増えると、ヒスタミンという食欲を抑制する物質が、分泌されやすくなります。
更に咀嚼により、満腹中枢が刺激されて、満腹感が得やすくなります。
また咀嚼回数を増やすことで代謝が上がり、食後のエネルギー消費も増えます。
つまり同じ量の食事をしても、早食いをしたほうが、食後のエネルギー消費量が少ないので、太りやすいのです。
咀嚼回数を増やせば、満腹感が得やすく食事量が減らせて、なおかつ食後のエネルギー消費が増えて、痩せやすくなるのです。
③早食いは胃腸への負担を高める
早食いをすると、胃腸への負担を高めます。
胃腸の負担が高まると、消化不良や腹痛などを起こしやすくなります。
早食いをすると、よく噛まれていない大きな食べ物の塊が、次から次へと胃腸へ運ばれます。
ただでさえ消化しずらい食べ物の大きな塊が、次から次へと入ってきたら、胃腸の消化吸収能力が追いつかなくなってしまいます。
腸へ大きな負担をかけ続けていれば、いずれは大きな疾患に結びつくこともあります。
食べ物の消化を良くするには、食べ物をよく噛んで細かく砕いてから、飲み込むことが大事です。
そして食べ物がゆっくり胃腸に運ばれれば、胃腸への負担も減らすことができます。
早食いを直して痩せやすい体質になろう!
早食いを直すには、意識的によく噛んで、食べることが大事です。
1口で30回以上を目安に、噛むようにします。
30回以上というのは、あくまで目安です。
食べ物の塊が無くなるまで、噛むようにして下さい。
そして食事をする時は、テレビを見たりスマホをいじったりといった、ながら食いをやめましょう。
ながら食いをしていると、テレビやスマホに意識が集中してしまい、自然と早食いになってしまいます。
また意識が他のことに集中していると、満腹中枢からの信号も、気付きにくくなります。
後は時計を見て、自分の食事時間をチェックしましょう。
血糖値が上がるまでの時間を考慮すると、食事は20分以上かけて食べるのが理想的です。
時計を見ながら、自分の食事のペースを確認して下さい。
早食いを直せば、自然と痩せやすい体質になることが、期待できます。
まとめ
早食いをすると、血糖値が上昇して満腹感を得る前に、たくさん食べてしまい、太りやすくなる。
早食いによる過食は、眠気や体のだるさにを誘発する。
早食いの人は咀嚼回数が少なく、太りやすくなる。
咀嚼回数を増やすと満腹が得やすく、代謝も上がり痩せやすくなる。
早食いは胃腸の負担も大きくなり、消化不良や腹痛、その他の疾患を引き起こす可能性がある。
早食いを直すには、意識的によく噛んで食べることと、ながら食いをしないことが大事。