喪中に初詣に行ってしまった時の対処法!神社に問い合わせてみました

      2019/12/07

喪中に初詣に行ってしまった時の対処法について、神社に問い合わせをしました。

また喪中でも、初詣に行っていい期間と場所があります。

まずは初詣に行った期間と場所が、それに当てはまるかを確認しましょう!

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喪中に初詣に行ってしまった時の対処法!

喪中に初詣に行ってしまった

喪中には初詣に行ってはいけないとか、神社の鳥居をくぐってはいけないなどと、よく言われます。

しかしこれを知らずに、喪中に初詣に行ってしまった場合、罰が当たるのではないかと、気に病んでいるかもしれません。

そんな方のために、喪中に初詣に行ってしまった時の対処法について、神社に直接問い合わせてみました。

 

しかしその前に、「喪中に初詣に行ってはいけない」というのは、若干間違った表現になっていることを、知っておきましょう。

正確には、「忌中に神社に参拝してはいけない」、もしくは「忌中に神社の鳥居をくぐってはいけない」となります。

そのため、喪中でも初詣にいっていい期間と場所がありますので、まずはそれに当てはまるかを確認して下さい。

 

喪中に初詣に行っていい期間とは?

神社に参拝してはいけない期間は、忌中の間だけです。喪中であっても忌中が過ぎれば、初詣に行っても大丈夫です。

忌中は近親者に不幸があったため、遺族が穢れ(けがれ)を帯びている時期とされます。

忌中は亡くなった方の死と向き合い、思いを馳せて気気持ちを整理する期間です。

そのため忌中の期間は、神様へのお参りは控えるのです。

因みに忌中の期間は神社だけでなく、神棚を祀るのもダメです。

 

忌中の間は神棚封じといって、神棚を半紙で封印をします。

忌中の期間は親や配偶者など、一番近しい関係の場合、50日祭のある50日間になります。(仏教では49日法要まで)

50日間を過ぎれば、喪中でも初詣に行けます。

喪中に初詣に行ってもいい期間
忌中の期間は、亡くなられた方との続柄で、下記の通りになります。

父母  :50日間
配偶者 :50日間
義父母 ;30日間
祖父母 :30日間
兄弟姉妹:20日間
子供  :20日間
孫   :10日間
甥姪  :4日間
いとこ :3日間
*地域により違いがあります

喪中は忌中と同じように、親族が亡くなられた時に、身を慎む期間です。

喪中も亡くなられた方との続柄で、期間が変わってきますが、一番近しい関係で1年とするのが、一般的です。

喪中期間でも忌中を過ぎていれば、すでに穢れを帯びていません。

そのため、もし初詣に行ってしまったのが、忌中明けであれば、大丈夫ということになります。

 

喪中に初詣に行っていい場所とは?

喪中に初詣に行っていい場所は、お寺です。お寺であれば、忌中の期間でも、初詣に行けます。

 

そのため、もし喪中に初詣に行ったのが、お寺であったのならば、問題ありません。

人の死を穢れとする考え方は、神道の考えです。

そのため神社に穢れを持ち込むのは、ダメとされています。

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しかし仏教では、人の死を穢れとしていません。

そのため神道でいう、穢れを帯びている期間とされる忌中でも、お寺は参拝できます。

 

忌中に神社に行ってはいけないのはなぜ?

忌中に神社に行ってはいけないのは、神社に穢れ(けがれ)を持ち込まないためとされていますが、若干ニュアンスが違います。

穢れというと、汚れと書く汚いものと、考える人が多いようです。

しかし神道でいう穢れは、気枯れが語源であり、気が枯れたという意味です。

今風にういうと、パワーが落ちている状態です。

その様な気が枯れた状態でお祈りをしても、その人の気持が神様と向き合うことができません。

その為、神様と接するのは忌中が過ぎて、気が元の状態に戻ってからにして下さいという意味です。

決して人の死が汚い物や悪い物で、それを神社に持ち込んだり、神様に近づけないようにするためという、意味ではありません。

 

忌中に初詣に行ってしまった時の対処法を神社に問い合わせました!

私も過去に、忌中に初詣に行ってしまったことがあります。その時に対処法について、神社に問い合わせた結果を、シェアしておきます。

罰が当たることはない

忌中に神社に参拝したからといって、罰が当たるということは無いそうです。

これは前項の忌中に神社に、参拝してはいけない理由を見れば、理解できると思います。

忌中に神社に参拝して、罰が当たると思っている人は、人の死を汚れ(汚い物)と、勘違いしてる人です。

汚いものを神社に持ち込んでしまったから、神様が怒って罰を与えると思っているのでしょう。

また対処法として、清めの塩をまけばいいと言っている人も、同じように人の死を汚れ(汚い物)と、勘違いしてるのではないでしょうか。

塩をまいても、何の意味もありません。

お清めの塩の意味については、別記事:お葬式のお清めの塩の使い方と意味!(https://chienominoessence.com/1842.html)にまとめてありますので、興味のある方はご一読下さい。

 

気になる場合は忌明けに参拝する

忌中に神社に参拝しても、特に気にしなくてもいいのですが、気になる場合は忌明けに参拝する方もいるようです。

これは、本人の気持ちを整理するために、必要であればやってもいいということです。

やはり罰は当たらないにしても、やってはいけないことをしてしまったという、罪に意識にかられる方もいます。

その場合は忌中明けに改めて、健康や安全等の祈願をかねて、ご祈祷するのもいいでしょう。

因みに私は忌中明けに、初詣に参拝したのと同じ神社に参拝し、改めて今年1年の健康と安全を、祈願してきました。

 

忌中にどうしても神社に参拝したい時の対処法

忌中でも結婚式やお祝などで、どうしても神社を参拝したい場合の対処法も、ご教授頂きました。

まず事前に神社の社務所などに連絡して、忌中であるが神社に参拝したいという旨を伝えます。

そして鳥居の前で、お祓いをしてもらいます。すると忌中でも、神社に参拝できるようです。

後は、地域や神社によって風習などに違いがあるようです。

気になる場合は、実際に忌中に初詣に行ってしまった神社に、問い合わせておくと安心できます。

 

まとめ

喪中でも忌中明けであれば、初詣に行っても問題ない。

喪中でもお寺であれば、初詣に行っても問題ない。

忌中の期間は、最長で50日祭りのある50日間となるが、故人との続柄で違う。

忌中に神社に行ってはいけないのは、気が枯れて神様と向き合うことができないから。

忌中に初詣に行ってしまったからといって、罰が当たるということはない。

気になる場合は忌中明けに、改めて神社を参拝して、祈祷などをしてもらっても良い。

忌中でも、鳥居の前でお祓いをしてもらえば、神社を参拝することができる。

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