日焼けで膿が出たらどうする?原因と対処法のまとめ
2018/08/08
日焼けで膿が出てしまった場合は、かなり患部が悪化している状態です。
放っておけば敗血症などの疾患を起こうこともあり、速やかな対処が必要になります。
ここでは、日焼けで膿が出た場合の原因と対処法について、まとめています。
日焼けで膿が出たらどうする?

日焼けで膿が出てしまった時は、患部が細菌に感染してる状態です。
これは日焼けに限らず、擦り傷や切り傷などから膿が出る場合と、同じ症状です。
殆どの場合は患部から、ブドウ球菌や緑膿菌などの細菌が入り込み、そのせいで患部が炎症を起こします。
体は侵入した細菌を退治するため、白血球やマクロファージなどによって、細菌を攻撃します。
その結果、死滅した細菌が膿となって出てくるのです。
化膿すると患部の治りが遅くなったり、跡が残りやすくなります。
日焼けで膿が出る原因
日焼けで膿が出る原因は、水ぶくれを潰してしまったり、掻き壊して傷ができて、そこから細菌が感染することによって起こります。
特に鼻の頭など顔に水ぶくれができると、見た目が気になるので、故意に潰してしまう人がいます。
しかし水ぶくれを潰すことによって、そこから細菌が感染する危険が高まります。
日焼けの後の水ぶくれは、絶対に潰さないようにしましょう。
水ぶくれの中身は肌を修復するための、血清やフィブリンなどの成分です。
これを潰して出してしまえば、化膿するだけでなく、患部の治りも遅くなってしまいます。
また日焼けが痒かったり気になって、掻いたり手で触ったりするのも、化膿の危険性が高まります。
化膿の原因となるブドウ球菌や緑膿菌は、私たちの周りの何処にでも存在する常在菌の一種です。
私たちの手にも、このような細菌が付いていることは、珍しくありません。
触れば触るだけ、化膿しやすくなるのです。
日焼けで膿が出たときの対処法
日焼けで膿が出たときは、速やかに皮膚科を受診して下さい。
化膿は放っておくと、敗血症や破傷風などの疾患を引き起こすこともあり、速やかな対処が必要です。
細菌が感染してると聞くと、消毒すれば治るのではないかと、安易に考えてしまう人もいるかもしれません。
しかし化膿してるような患部は、自分で消毒したくらいで、簡単に治るものではありません。
逆に消毒をすることで、患部を治癒するための細胞も、死滅させてしまうことがあります。
まさに素人療法は怪我のもとですから、皮膚科を受診するのが一番いいでしょう
患部は細菌によって炎症を起こしているので、抗生物質によって炎症を抑えます。
膿が患部に溜まっている場合は、炎症が抑えられないことがあります。
その場合は皮膚を切開して、内部に溜まった膿を排出します。
まとめ
日焼けで膿が出るのは、水ぶくれが潰れたり掻き壊した傷から、細菌が感染して炎症を起こすため。
患部は掻いたり触ったりするのを、なるべく避けるようにする。
日焼けで膿が出た場合は、自分で消毒などをして治そうとせず、皮膚科を受診するようにする。