冷房で頭痛がする原因と対策は?冷やし過ぎや自律神経の乱れに注意!
2018/08/12
夏になるとエアコンなど冷房の効いた部屋で、過ごすことが多くなります。
しかし冷房にあたると、頭痛がするという悩みを抱えている方が、多くいます。
このような症状を、クーラー病や冷房病と呼ぶこともあります。
ここでは、冷房による頭痛の原因と対策を探っていきます。
冷房で頭痛がする原因は?
冷房で頭痛がする原因は、いくつかあります。
まず一つ目は、体の冷えからくる頭痛です。
体が冷えると血行が悪くなり、それが頭痛の原因となります。
血流が悪くなると老廃物が溜まりやすくなり、それが神経を刺激して痛みを発します。
このタイプの頭痛は緊張型頭痛と言い、頭全体や後頭部から首筋にかけて痛みが出ます。
また頭痛の他にも、肩こりや首のこり、腰痛などを伴う事があります。
そしてもう一つの原因が、自律神経の乱れからくる頭痛です。
自律神経とは我々の意志とは関係なく、体の機能をコントロールしてる神経です。
その中には、体温を調整する機能があります。
夏の暑い日は、冷房の効いた屋内と屋外では、温度差が大きくなります。
しかし自律神経は、この温度差の変化に対応しきれず、機能が乱れてしまうのです。
この場合の頭痛は、自律神経の乱れにより脳内の血管の収縮が、うまくいかなくなるために起こります。
そのため心臓の鼓動に合わせて、ズキンズキンという痛みを発します。
このタイプの頭痛は偏頭痛といい、頭の片側だけが痛むことが多いのですが、両側が痛くなることもあります。
この様にエアコンなど冷房による頭痛にも、緊張型頭痛と偏頭痛の2種類のタイプがあります。
冷房で起きる頭痛の対策
冷房で起きる頭痛の対策は、まず体を冷やし過ぎないことです。
それにはエアコンなど冷房の設定温度を、28度くらいにするといいでしょう。
環境省がエコロジーのために、推奨してる設定温度も28度ですから、ちょうどいいですね。
職場などの温度設定が低すぎる場合も、これを理由に交渉することができます。
冷房の設定温度が高くなれば、屋外との温度差も少なくなり、自律神経の乱れも防げます。
自律神経の乱れを防ぐには、温度差が5度以内になることが、望ましいのです。
それでも冷房の温度設定を高く出来ない場合は、上着などを着て自己防衛するしかありません。
特に半袖などの肌の露出は、避けるようにします。
肌が冷房の冷たい空気に触れることで、かなりの体温を奪われます。
女性でスカート履く人は、ひざ掛けを用意して足をガードしましょう。
そして食べ物や飲み物も、冷たい物を摂り過ぎないようにします。
次に乱れた自律神経を整えるために、軽い運動をしましょう。
1日30分程度ウォーキングをしたり、ヨガをすると効果があります。
睡眠不足などの生活のリズムの乱れも、自律神経の乱れにつながります。
夜はぐっすり寝て、規則正しい生活をしましょう。
まとめ
冷房で頭痛が起きる原因は、体の冷えからくる緊張型頭痛と、自律神経の乱れからくる偏頭痛がある。
対策としては体を冷やし過ぎないようにするために、冷房の温度設定を28度くらいにする。
それが出来ないときは、上着やひざ掛けなどで自己防衛する。
自律神経を整えるには、軽い運動やヨガなどをして、規則正しい生活をする。