日焼けのかゆみの対処法は?我慢できないときはどうすればいいか?
2017/01/25
日焼けは火傷と同じという話を、聞いたことはありませんか?
日焼けも場合によっては、我慢できないほどのかゆみが出ることもあります。
ここでは日焼けのかゆみの原因と、対処法をまとめています。
日焼けの後のかゆみの原因とは?

日焼けは火傷と同じで肌の組織が紫外線によって、破壊された状態になっています。
そして人間の体は、この破壊された組織を修復しようとして、日焼けをした箇所に浸出液が分泌されます。
浸出液というのは擦り傷などができた時などに、傷口に出てくるジュクジュクした液体と同じです。
浸出液は、日焼けで破壊された組織を修復する成分が入っている反面、肌の神経を刺激してしまいます。
この浸出液の刺激が、日焼け後の痛みやかゆみの原因になります。
切り傷や擦り傷ができた時に、患部がかゆくなることがりますが、それと同じメカニズムです。
また正常な肌というのは、表面が油分と水分で覆われて、バリアの役目を果たしています。
しかし日焼けの後の肌というのは、このバリア機能も破壊されています。
これにより肌は、外部の刺激を受けやすくなり、かゆみを生じます。
こちらは乾燥肌がかゆくなるのと、同じメカニズムです。
日焼けのかゆみの対処法とは
日焼けのかゆみも酷いものは、我慢できないほどのものもあります。
また掻いてしまうと肌の組織を破壊して、いつまでも治らないこともあります。
日焼けのかゆみは、きちんとした対処法でケアしましょう。
皮膚科を受診する
日焼けのかゆみの対処法として、一番確実なのは皮膚科を受診することです。
我慢できないほどのかゆみや、痛みを伴うものであれば尚更です。
日焼けくらいで医者に行くのは、大げさだと考える人も多いかもしれません。
しかし冒頭でも触れているように、日焼けは火傷と同じなのです。
それにかゆい部分を掻いてしまうと、さらに患部は悪化してしまい、バイキンが入れば化膿することもあります。
日焼けの状態も軽症から重症までいろいろあり、素人が判断するのは難しいでしょう。
また肌の状態も個人差がありますので、専門家に診てもらうのが一番確実です。
よく冷やす
日焼けのかゆみは、よく冷やすことで抑えることができます。
これは冷やすことでかゆみ物質の発生を抑えたり、過敏になっている神経を鎮めるためです。
我慢できないほどのかゆみがある場合は、まず冷やしてみましょう。
また日焼けした後に肌が赤くなっていることがありますが、これは肌が炎症を起こしている状態です。
この場合も日焼けの悪化を防ぐために、患部をよく冷やして下さい。
逆に温めたり刺激を与えることで、かゆみは悪化してしまいます。
熱いお風呂に入ったり、体を洗うときにこすったりしないように気をつけて下さい。
保湿をする
日焼け後の肌はバリア機能が弱まり、乾燥することでかゆみの原因となります。
肌を保湿することで、かゆみを軽減する事ができます。
保湿は化粧水で水分を補給して上から乳液を使い、保護膜を作って水分が蒸発しないようにします。
しかし日焼け後の肌は刺激を受けやすいので、この化粧水や乳液が刺激になって、逆にかゆくなってしまうことがあります。
ですからなるべく添加物の入っているようなもは避けて、刺激の少ない敏感肌用のものを使いましょう。
化粧水や乳液を塗った時、肌に刺激や痛みを感じるときは使用をやめて下さい。
その場合は代わりに、軟膏を使って肌を保護します。
日焼けや火傷用の軟膏も薬局などで売られていますので、薬剤師の方に相談してみてください。
まとめ
日焼けのかゆみは、浸出液による神経の刺激と、乾燥により起こる。
日焼けのかゆみの対処法には、皮膚科を受診すること、よく冷やすこと、保湿することである。