日焼けが白髪の原因に?髪や頭皮を紫外線のダメージから守るには
2017/03/13
日焼けが白髪の原因に、なることがあるようです。
白髪は老化現象ですから、いろいろな要因で生えてきます。
しかし日焼けの紫外線のダメージが、大きな要因となっているのです。
髪や頭皮をを紫外線のダメージから守るのは、どうしたらいいのでしょうか?
日焼けが白髪の原因に?

日焼けと白髪の関係を解説する前に、髪の毛がなぜ黒いのかを解説します。
髪の毛の黒い色は、肌が日焼けした時に黒くなるのと同じ、メラニンという色素の色です。
メラニンはメラノサイトという、色素細胞から作られます。
日焼けで肌が黒くなるのは、紫外線の影響でメラノサイトが活性化して、メラニンを大量に生成するからです。
しかし頭皮にあるメラノサイトは、紫外線の影響を受けなくても、メラニンを生成しています。
髪の毛は毛母細胞から作られますが、最初は何も色が付いていない白髪の状態になっています。
そこにメラノサイトが生成したメラニンを取り込んで、黒色の髪の毛ができるのです。
つまり白髪というのは髪の毛が作られるときに、メラニンが取り込まれていない状態のものなのです。
この原因はメラノサイトの機能の低下と、作られたメラニンを髪の毛に運ぶ能力の低下が考えられます。
しかしその両方に関係しているのが、日焼けによる紫外線の影響です。
白髪がこめかみや分け目に目立つのも、一番日焼けしやすく紫外線の影響を、受けやすい場所だからです。
もちろん白髪の原因というのは、日焼け以外にも生活習慣や老化によっても起こります。
しかし日焼けによる紫外線のダメージが、大きな原因となっていると言えるでしょう。
日焼けによる紫外線のダメージから髪や頭皮を守るには
人間が何も紫外線対策をしなかった場合、一番日焼けしやすい場所は頭部です。
太陽の光は上から降り注いできますから、一番上にある頭部が一番日光を浴びるのです。
その結果髪の毛や頭皮は、かなりの紫外線ダメージを受けます。
紫外線のダメージが深刻になれば、白髪だけでなく薄毛になることもあります。
また髪の毛も紫外線ダメージで、キューティクルが剥がれてツヤがなくなったり、枝毛になったりします。
頭部を紫外線ダメージから守るには、帽子を被ったり日傘を差したりして、頭部に日光が当たらないようにしてください。
髪の毛にも使える紫外線カットスプレーというのがありますので、こういった商品を利用するのもいいでしょう。
しかし紫外線カットスプレーは、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤の影響で、髪の毛が傷んでしまうことがあるようです。
使用前には念のため、髪の毛の先端でパッチテストをしてから、使うようにして下さい。
またこのような紫外線対策アイテムを使った場合は、必ず丁寧にシャンプーして落とすようにして下さい。
紫外線カットスプレーには、皮脂や汗で落ちにくい成分が含まれています。
きちんとシャンプーしないと、そういった成分が髪や頭皮に残ってしまいます。
まとめ
日焼けによる白髪は紫外線のダメージで、メラニンが減少して起きる。
頭皮や髪を紫外線から守るために、帽子や日傘を利用する。
髪の毛用の紫外線カットスプレーなどを、利用するのも良い。