寒さに強くなるには?運動や食事で体質改善して寒い冬を乗り切ろう!
2019/05/18
寒さに強くなるには、どうすればいいのでしょうか?
秋に暖かい年は、冬は寒くなる傾向があるようです。
今年の冬は、寒くなるかもしれません。
運動や食事で体質改善して寒さに強くなり、元気に冬を乗り切りましょう!
寒さに強くなるには?
人によって耐えられる寒さには違いがあり、訓練次第では寒さに強くなれそうです。
しかし今日始めてすぐに、寒さに強くなるというわけには行きません。
それでも徐々に体質改善していけば、それなりに効果は現れてくるでしょう。
筋肉量を増やそう!
人間の体の中で、一番効率よく熱を生み出すことが出来るのが筋肉です。
寒いときに体が震えるのも、筋肉を収縮させることで脂肪を燃焼させて、熱を作り出すためです。
ですから筋肉量が増えれば、それだけ熱を多く生み出すことが出来るようになり、寒さに強くなります。
特に女性の方で寒さに弱い人は、圧倒的に筋肉量が少ない方が多いです。
筋肉が増えれば、脂肪が燃焼しやすくなるので、ダイエット効果も期待できます。
筋肉量を増やすには普段している動作よりも、大きな負荷を筋肉にかけることが大事です。
筋トレなどをするといいのですが、それができない人は普段の生活の中で、筋肉を増やす工夫をしましょう。
例えば階段を1つとばしで登るなどして、筋肉に負荷をかける工夫をします。
また普段の食事の中で、筋肉を作る原料になるタンパク質をきちんと、摂取する事が大事です。
肉類、魚類、卵、大豆などのタンパク質を多く含む食品を多めに食べるようにしましょう。
そしてタンパク質が分解・消化されて再合成されるには、ビタミン類も必要になります。
きちんと筋肉を付けようと思えば、タンパク質の他にも野菜をたくさん食べて、ビタミン類の摂取に心がけなければなりません。
基礎代謝を上げよう
人間は生命を維持するために、何もしなくても行われる代謝があり、それを基礎代謝と言います。
基礎代謝により体内では熱が作られるので、基礎代謝が低い人は作られる熱量も低く、寒さに弱い体になってしまいます。
基礎代謝を上げることができれば、より多くの熱が作られるようになり、寒さに強い体が作れます。
また基礎代謝を上げることで、脂肪が燃焼しやすい体になるので、ダイエットにも効果的です。
基礎代謝を上げるのに、大事なのは普段の食事です。
特に女性の方がダイエットなどで、極端にカロリー摂取を控えるような生活をしていると、基礎代謝を下げる原因になります。
体はカロリー不足に対応するために、なるべく基礎代謝を低下させて、カロリーを消費しない体質へと変わっていきます。
カロリーの取り過ぎは、確かに肥満の原因となり不健康です。
しかしカロリー不足も、ダメなのです。
そして運動をすることも、基礎代謝を上げるのに大事です。
運動をして筋肉に刺激を与えることで、低下している基礎代謝を上げることができます。
普段の生活の中で、なるべく体を動かす工夫をしましょう。
血行を良くしよう
体で作られた熱は、血液によって各部位に運ばれます。
特に手や足先など、体の末端部が冷えやすい人は、血行不良によって寒さに弱い体になっています。
血行を良くすることで、寒さに強い体を作りましょう。
血行が悪くなる原因として、まず血液の粘度が高くなるドロドロ血があります。
粘度の高いドロドロ血は、細い毛細血管をスムーズに通過する事ができません。
そのため、血行が悪くなってしまいます。
ドロドロ血の原因には、水分不足や中性脂肪、コレステロールの増加が考えられます。
水分をしっかり補給して、中性脂肪やコレステロール値を下げるDHAやEPAを多く含んだ青魚を食べると良いでしょう。
また運動をしたり半身浴をするのも、血行を良くするのには効果的です。
半身浴はみぞおちから下を湯船につけて、40度くらいのぬるま湯に20分以上浸かるようにします。
食生活を改善しよう
寒さに強くなるのは、食生活を改善するのが一番重要です。
栄養のバランスの取れた食事をするのは当然ですが、寒さに強くなるために特に重要な栄養素について説明します。
まずは、タンパク質です。
タンパク質は前述したように、筋肉を作る元になる栄養素である他に、基礎代謝を上げるのにも役立ちます。
タンパク質は、消化したり再合成する過程でも熱を発生するので、体を温めるのにいい栄養素です。
そしてタンパク質を消化するための酵素を作ったり、吸収や再合成を助けるのがビタミン類です。
ビタミンやミネラルは、偏りなくバランス良く摂取するのがコツです。
そして体を冷やす食べ物を控えて、体を温める食べ物を取るように心がけます。
体を冷やす食べ物
・夏に採れる野菜や果物
・暖かい地域で採れる野菜や果物
・地面より上にできる野菜
・砂糖を多く含む食品や飲み物
・白身の肉や魚
・発酵させていないお茶
キャベツ、レタス、ナス、バナナ、レモン、メロン、ウナギ、ハモ、豚肉、コーヒー、緑茶、牛乳、清涼飲料水、ビールなど。
体を温める食べ物
・冬に採れる野菜や果物
・寒い地域で採れる野菜や果物
・地面の下にできる野菜(根菜類)
・塩分の多い食品や食べ物
・赤身の肉や魚
・発酵させたお茶
ニンジン、玉ねぎ、ショウガ、リンゴ、ブドウ、モモ、マグロ、サケ、サンマ、牛肉、鶏肉、ほうじ茶、紅茶、日本酒など
薄着をして寒さに慣れる
元から寒い地域に住んでいる人は寒さに慣れており、寒さに強い傾向があります。
私も北海道出身の友達がいますが、冬には上着なしでも平気で外を出歩いています。
この様に寒さに慣れさせるには、普段から薄着をするのもいいでしょう。
しかし急に薄着をすると、風邪を引いたり病気になってしまうこともあります。
その辺に付いては、こちらの記事→「冬は薄着で健康になるのか?」にまとめてあります。
まとめ
寒さに強くなるには、普段の運動や食生活の改善が欠かせません。
これは寒さに強くなるだけではなく、健康面や美容面にもプラスになるので、ぜひ実践してほしいものです。
体質改善には時間がかかるかもしれませんが、めげずに粘り強く続けてほしいものです。
そして、寒い冬を元気に乗り切りましょう!