玄米でお腹を壊す原因とは?対策は意外と簡単だった!
2020/04/14
健康のために玄米を食べ始めたら、お腹を壊してしまったなんてことありませんか?
私も玄米を食べると、お腹が張ったり痛くなってしまい、玄米食を諦めていました。
しかし玄米でお腹を壊す原因が分かったら、意外と簡単に対策することができました!
玄米でお腹を壊す原因と対策
玄米でお腹を壊す原因は、消化吸収が悪いからです!
玄米を食べ慣れていない現代人は、玄米を消化吸収することが難しいのです。
玄米は殻(種皮)で覆われているため、固くて食べづらいですよね。
玄米の殻は食物繊維であり、消化吸収されません。
食物繊維は大腸を刺激して、腸の活動を促すので、便秘にいい栄養素でもあります。
しかし便秘で腸の活動が鈍っている人は、急に腸が刺激されることで、一時的に下痢などをおこすこともあります。
さて一番の問題は、普段柔らかい物ばかり食べている現代人は、噛む能力が衰えていることです。
固い玄米でも、あまり噛まずに飲み込んでしまう人が、多いのです。
すると玄米の外皮は消化されないので、よく噛まずに飲み込んだ玄米は、消化されにくくなってしまいます。
もともと玄米の外皮は、自分自身の種子を残すために、消化されないように守っているものです。
玄米が動物に食べられたときに、消化されずに排出されることで、新しい芽が生み出されます。
そう考えると、玄米が消化しにくいのは当たり前です。
しかし原因が分かれば、対策は簡単です。
②玄米をよく噛んで食べる。
③発芽玄米を食べる。
この3つの対策で、お腹を壊さずに玄米食を楽しめるようになります。
玄米を柔らかく炊く
玄米を食べやすくするために、柔らかく炊くようにします。
しかし健康のために、わざと固い玄米を食べて、咀嚼能力を高めたいと考える人もいるでしょう。
固い玄米が食べたい方は、この章は飛ばして次章の「玄米をよく噛んで食べる」へ移動して下さい。
玄米を柔らかく炊くには、玄米専用の炊飯器を使うのがベストです。
最近は普通の炊飯器でも、玄米モードが付いている物があります。
玄米モード付きの炊飯器を持っていない人は、水の量を1.5~2倍にして炊きます。
そして玄米を柔らかく炊く一番のコツは、じっくり水に浸してから炊くことです。
白米であれば、30分~1時間程度水に浸せば十分です。
しかし玄米は殻に覆われている分、水を吸収するのに時間がかかります。
玄米は約6時間ほど水に浸すことで、柔らかく炊くことができます。
また水に塩を少量加えることで、浸透圧が高くなって水を吸収しやすくなります。
塩を入れると、玄米特有の臭みも緩和されます。
玄米をよく噛んで食べる
玄米をよく噛んで食べることで、消化吸収をアップさせましょう。
玄米を食べるときは、意識してよく噛む事が大事です。
それには噛む回数を数えてから、飲み込むようにしてください。
玄米を噛む回数は最低でも30回、できれば100回噛むようにします。
よく噛むことで、固い玄米がすり潰され、唾液ともよく混ざることで、消化吸収がアップします。
また噛む回数を増やすことで、脳の血流量がアップしたり、免疫力が高くなるなどの研究結果もあるようです。
健康のためにも、食べ物はよく噛んで食べるようにしましょう。
発芽玄米を食べる
ここまで紹介した「柔らかく炊く」、「よく噛んで食べる」の2つの対策をしても、まだ玄米でお腹を壊す人がいます。
実は私がそのタイプで、1ヶ月ほど頑張ったのですが、まだ下痢などをすることがありました。
そして最終的には発芽玄米を食べることで、改善することができました。
玄米でお腹を壊す原因のところで、玄米は身を守るために外皮で消化されにくくしていると言いました。
しかし玄米が身を守る仕組みは、外皮だけではありません。
アブシジン酸やフィチン酸といった発芽抑制因子を持つことでも、玄米は身を守っています。
発芽抑制因子は発芽に適した環境になるまで、栄養成分が外に出ないように閉じ込める役割をします。
この発芽抑制因子は発芽毒であり、ミトコンドリアを傷つけます。
人によってはこの発芽毒によって、吐き気や下痢などお腹を壊すことがあります。
しかし発芽抑制因子は発芽することで、その役割を終えて分解されます。
つまり発芽玄米は、毒性のある成分は分解されているので、お腹を壊さずに食べることができるのです。
普通の玄米を食べてお腹を壊す人は、発芽玄米を食べてみてはいかがでしょう。
発芽玄米の問題点は値段が高いこと!
発芽玄米は消化がいいだけでなく、ふっくらと柔らかく炊けます。
味もほんのりと甘みがあり、玄米特有の臭みもなくなり、いい事だらけなんですよ。
しかし、そんな発芽玄米の最大の問題点が、値段が高いことです。
発芽玄米は1kgで1000円くらいで、売っています。
探せばもっと安い発芽玄米もあるかもしれませんが、いずれにせよ玄米よりは高くなります。
でも発芽玄米は、玄米を発芽させるだけですから、自分でも作れます。
玄米をボールに入れて、水に浸しておきます。
定期的に水を取り替えて、軽くゆすぎ洗いをします。
すると2、3日で芽が出て、発芽玄米が出来上がります。
ボールを3つ用意して、1日ずつローテンションしていけば、毎日発芽玄米が食べれます。
私はしばらくこの方法で、発芽玄米を作っていました。
しかしこの方法だと、一つだけ問題点があります。
それは季節によって、発芽の時間が変わってくることです。
夏の暑い時期は発芽が早く、冬の寒い季節になると、発芽が遅くなります。
実は玄米は発芽させ過ぎると、逆に栄養価が落ちてしまいます。
だから発芽玄米を自分で作ると、品質が安定しないという問題が出てきます。
そこで何かいいものがないかと探して見つけたのが、なでしこ健康生活という炊飯器です。
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普通の玄米と水を入れるだけで、最短2時間で発芽玄米が炊けてしまいます。
なでしこ健康生活があると、自分で水を替えたりする手間も省けて、毎日簡単に発芽玄米が食べられます。
更になでしこ健康生活には、玄米酵素ごはんを作る機能も付いています。
私はなでしこ健康生活で、初めて玄米酵素ごはんを知りました。
玄米酵素ごはんは、玄米に小豆を混ぜて炊いて、しばらく寝かせて発酵させたものです。
玄米酵素ごはんは発酵させることで、更に消化が良くなり、栄養価も高くなります。
玄米酵素ごはんは腹持ちもいいので、間食などもしなくてよくなりますよ。
まとめ
玄米でお腹を壊す原因は、消化吸収が悪いことである。
対策としては玄米を柔らかく炊いて、よく噛んで食べること。
上記の対策でもダメな人は、発芽玄米を食べると良い。
発芽玄米は値段が高いので、自分で作ることもできる。
発芽玄米を作れる炊飯器を使うと、更に便利である。