学校のプールでコンタクトは外す?目の悪い子供はどうすればいい?
2020/02/15
学校のプールでコンタクトは、外したほうがいいのでしょうか?
コンタクトレンズをしたまま泳ぐと、外れてしまったり、目に悪い影響がないかも気になるところです。
目の悪い子供は、プールの授業をどうすればいいのでしょう。
学校のプールでコンタクトは外す?
私自身も目が悪く、普段からコンタクトレンズをしています。
そのため定期的に眼医者で検査をしているので、担当医師にこの件を尋ねてみました。
すると担当医師からは、
学校のプールではコンタクトレンズは、必ず外して下さい。
という回答をいただきました。
学校のプールだけでなく、海などで泳いだり水に入る時は、必ずコンタクトレンズを外さなければいけないそうです。
またうちの子供の学校でも、プールの授業ではコンタクトは外すようにと、指導を受けています。
これはコンタクトをしたまま泳ぐと、外れてなくしてしまうかもしれないという、理由もあるでしょう。
しかしそれ以上に、目の健康に関する危険の方が、大きいようです。
コンタクトレンズは眼球とレンズの間に涙を介して、表面張力で張り付いています。
ここにプールの水の塩素や細菌などが、入り込んだらどうなると思いますか?
塩素は角膜や結膜の上皮細胞などに、障害を起こします。
また目の中で細菌が繁殖すれば、炎症や結膜炎を起こすこともあるでしょう。
それにソフトコンタクトレンズの場合は、プールの水をレンズが吸収してしまいます。
塩素や細菌の混ざったプールの水を吸収したコンタクトが、目に貼り付いているのはとても危険な状態です。
すぐに失明する危険まではありませんが、角膜が傷ついてそこからバイ菌が入れば、大変なことになるでしょう。
最近では学校のプールの授業では、水道水での目の洗浄も行っていません。
これは水道水に含まれる塩素が、目に悪い影響を与えるためです。
それくらい目は、デリケートな場所です。
くれぐれも学校のプールや海で泳ぐ時は、コンタクトを外すようにして下さい。
コンタクトの他にメガネを持っているなら、プールの授業の前までメガネで過ごして、終わった後にコンタクトをする。
もしくはプールの授業前にコンタクトを外して、後はメガネをするなどしている人も、多いようです。
学校のプールで目の悪い子供はどうすればいいのか?
学校のプールでコンタクトを外すとなると、目の悪い子供がどうすればいいのか、困ってしまいますね。一番いい方法は、度付きゴーグルを使用することです。
ここで大事なのは、コンタクトをした上にゴーグルをするのではなく、コンタクトは外して度付きゴーグルをすることです。
ゴーグルをすれば、コンタクトをしても良いのではないかと、思ってしまうかもしれません。
しかし、よっぽど顔にフィットするゴーグルで無い限り、泳いでいると中に水が入ってしまいます。
また眼科医の先生に言わせれば、視力の良い悪いに関係なく、泳ぐ時はゴーグルで目を保護したほうが、良いということです。
前述したようにプールの水は、塩素や細菌が混ざっており、目に入れば悪い影響を与えます。
なるべく目には、プールの水を触れさせないことが大事です。
使い捨てのコンタクトならプールで使っていい?
プールの時はワンデータイプの使い捨てのコンタクトをして、終わったら新品のコンタクトに取り替えるという方も、いらっしゃるようです。
確かにプールが終わった後に新しいレンズに変えれば、衛生的でかなりリスクを軽減することはできます。
しかし万全を期すのであれば、やはりプールではコンタクトはせずに、ゴーグルで目を保護するのがベストです。
例え短時間でもコンタクトをして泳ぐほうが、目に塩素や細菌が付着しやすくなります。
それにワンデータイプのコンタクトでも、目に水が入るとゴロゴロしたり、目に痛みを感じることもあります。
またコンタクトが外れた時に、急に視界がぼやけるのも危険です。
視力の矯正が難しい場合は授業を休ませることも
子供の視力が極端に悪くて、度付きゴーグルで矯正が難しければ、学校の先生と相談して、授業を休ませることも検討して下さい。
プールの授業であれば他の授業と違って、細かい字まで読むほどの視力はいりません。
そのためちょっと目が悪い程度なら、裸眼でも支障はないでしょう。
しかし極端に目が悪ければ、何かにつまずいたり人にぶつかったり、危険が伴います。
この辺は学校の先生とよく相談して、どうするか決めて下さい。
まとめ
学校のプールや海など、水に入ったり泳ぐのであれば、コンタクトは外したほうが良い。
コンタクトをして泳ぐと、プールの水や塩素、細菌などが目につきやすくなり、眼病の危険が高まる。
目の悪い子供はコンタクトの代わりに、度付きゴールを使うようにする。
プールでは使い捨てのコンタクトを使用して、終わったら新品に取り替えるという手もあるが、万全を期すならコンタクトはしない方が良い。
度付きゴールで視力の矯正が難しい場合は、先生と相談して授業を休ませることも考える。