ワキガは運動で治る?汗の質が変われば臭いが抑えられる?

      2019/07/31

ワキガは運動で、治るのでしょうか?

ワキガの原因は、汗の質と大きく関係しています。

運動不足の人と普段から運動をしている人は、汗線の機能に違いがあり、汗の質も変わってきます。

この辺にワキガの臭いを抑えるヒントが、隠されているかもしれません。


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ワキガは運動で治る?

運動をする人
 

残念ながら、ワキガは運動で治ることはありません。

ワキガの臭いはアポクリン腺から分泌される汗が、皮膚の常在菌に分解されたときの臭いです。

ワキガになるかならないかは、このアポクリン腺の量で決まってしまうので、運動は関係ありません。

 

しかしながら運動によって汗の質が変わってくれば、ワキガの臭いを軽減することはできます。

ワキガに限らず運動不足の人は、体臭がキツくなる傾向にあります。

ここにワキガの臭いを抑えるヒントが、隠されています。

 

 

べたつく汗がワキガ臭をキツくする!

あなたは普段、どんな汗をかいていますか?

ワキガで悩んでいる人の多くは、粘度の高いべたつく汗をかいています。

このべたつく汗には、血液中の血漿の成分が含まれており、汗がべたつく原因になります。

 

そしてべたつく汗は、重炭酸イオンを多く含んでいるため、pH(ペーハー)がアルカリ性に傾いています。

肌の表面がアルカリ性に傾くと、細菌が繁殖しやすい環境になります。

ワキガの原因菌も繁殖しやすくなり、ワキガの臭いがキツくなるのです。

 

ベタつく汗に対して良い汗というのは、水のようにサラサラした汗のことです。

サラサラした汗は、pHが酸性に傾いているため、細菌が繁殖しにくくなります。

酸性の状態だとワキガの原因菌も繁殖しにくい環境なり、ワキガの臭いを軽減することができるのです。

 

つまり、汗の質をべたつく汗からサラサラした汗に改善していけば、ワキガの臭いを軽減することができるのです。

そして、汗の質を変える鍵を握っているのが運動です!

 

 

運動不足はワキガを悪化させる

運動不足は、ワキガを悪化させる原因になります。

運動不足の人は、新陳代謝が低下しやすくなります。

新陳代謝が低下すると、老廃物や不純物が排出されず、体内に溜め込んでしまいます。

 

体内に溜め込まれた老廃物や不純物は、汗をかいた時に一緒に排出されます。

汗に含まれる老廃物や不純物は、ワキガの臭いをさらにキツくします。

 

逆に普段から運動をしている人は新陳代謝がアップして、老廃物や不純物が排出されやすくなります。

汗に含まれる老廃物や不純物も、少なくなります。

 

運動をすることで、新陳代謝が上がるように体質改善していけば、ワキガの臭の改善につながります。

 

 

運動で汗腺を鍛えれば汗の質が変わる!

普段から運動をしている人は、汗腺の機能が鍛えられているので、サラサラとしたいい汗をかくことができます。

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逆に運動不足の人は、汗腺の機能が衰えてしまい、いい汗をかくことができません。

 

汗は血液中の、血漿から作られます。

血漿にはミネラルなどの成分が含まれていますが、汗線の機能が正常な人は、それらの成分が再吸収される働きがあります。

そのため汗の質は、サラサラとした水のような汗になります。

 

ところが汗線の機能が衰えている人は、血漿の成分を再吸収することが、うまくできできません。

そのために汗の中に、血漿の成分が混ざってしまい、これがべたつく汗の原因になります。

 

運動不足で汗線の機能が衰えている人は、普段から運動をして汗をかくようにすることが大事です。

そうすれば段々と汗線の機能が鍛えられて、サラサラとした汗がかけるようになっていくでしょう。

 

 

冷房の使い過ぎも腋臭には悪影響!

運動不足以外では冷房の使い過ぎも、汗の質に悪影響があります。

冷房で空調が整った快適な空間では、汗をかく機会も減っていきます。

普段からきちんと汗をかいたほうが、汗腺の機能も鍛えられます。

 

そして冷房により肌が冷やされることで、皮膚の血行が悪くなります。

皮膚の血行が悪くなれば、汗腺にも酸素や栄養が十分に供給できなくなります。

この様な状態も、汗腺の機能を低下させる原因になります。

 

 

ワキガの臭いを抑えるには有酸素運動!

ワキガの臭いを抑えるには、有酸素運動が効果的です。

有酸素運動は汗腺の機能が向上して、サラサラとした良い汗をかけるようになります。

無酸素運動をすると乳酸が増加して、汗の中のアンモニア濃度が高くなるので、ワキガには逆効果になります。

 

有酸素運動にはウォーキングやジョギング、サイクリング、水泳、エアロビクス、ヨガなどがあります。

軽い負荷で酸素を十分に取り込んで、30分以上の時間を継続して運動を行ってください。

 

有酸素運動には、汗臭さの原因となる遊離脂肪酸を減らす、効果もあります。

有酸素運動は最初の20分は、血中のブドウ糖が燃焼されます。

そして有酸素運動が20分を経過すると、遊離脂肪酸が燃焼され始めます。

そのため有酸素運動は、30分以上継続した方が、効果的なのです。

 

わきがの人は汗をかくことで、臭いがキツくなることを嫌って、運動をしたがらない人が多いようです。

しかし運動した後は、すぐにシャワーを浴びれば、臭いは抑えられます。

 

デオドラントクリームを塗ったり、いろいろなワキガ対策がありますが、継続して有酸素運動を行って、汗の質を改善していくことで、ワキガの臭いを抑えていきましょう!

 

まとめ

ワキガは運動で治ることはないが、汗の質を改善して、臭いを抑える効果は期待できる。

べたつく汗はアルカリ性になり、ワキガの原因菌が繁殖しやすくなる。

サラサラした汗は弱酸性で、ワキガの原因菌が繁殖しにくくなる。

運動不足の人は汗線の機能が衰えて、べたつく汗をかきやすい。

普段から運動をしている人は、汗腺の機能が正常化され、サラサラした汗になる。

冷房の使い過ぎも、汗腺に機能を衰えさせる原因になる。

有酸素運動を行えば、汗腺の機能が向上して、サラサラした汗をかけるようになり、ワキガの臭いを抑える効果が期待できる。

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