脇の汗疹が治らない!繰り返しできる原因と対策を探っていきます!
2019/08/02
脇に汗疹ができてしまい、なかなか治らないことがあります。
きちんと脇のケアをして薬を塗り、治ってきたと思ったら、また繰り返し汗疹ができてしまうという悪循環!
そんな脇の汗疹が治らない、原因と対策を探っていきます。
脇の汗疹が治らない!
脇にたくさん汗をかいて、服の中で蒸れてしまったとき、かゆい汗疹ができてしまいます。
特に夏は暑くて汗をかきやすいので、汗疹ができやすい季節です。
汗疹にも幾つかの種類がありますが、多いのは赤いブツブツができて、炎症を起こして痒みなどの症状を伴うものです。
まずは汗疹ができる原因を、探っていきましょう。
脇に汗疹ができる原因は?
脇に汗疹ができやすい人は、脇汗が多いことが考えられます。
汗をかいたままの状態を放っておくと、体温の影響などで脇が蒸れたりかぶれたりします。
そうすると皮膚の表面にある角質層がふやけて、汗腺が狭まってきます。
汗腺が狭まってしまうと、汗がスムーズに排出されなくなり、肌表面に水ぶくれを作ります。
これが炎症を起こすと、赤みや痒みなどの症状を伴う汗疹になるのです。
また皮脂や老廃物が汗腺に詰まっても、同じように水ぶくれができたりかぶれたりして、汗疹となることがあります。
特に脇は肌と肌が密着しているので、汗をかくと蒸れやすくなります。
また脇の下の皮膚は、他の場所よりも薄く弱いので、汗疹ができやすい部分です。
脇以外の部分では、ベルトやゴムなどで肌が締め付けられている場所は、同じように汗疹ができやすくなります。
脇に汗疹が繰り返しできるのは?
前述のように、脇に汗をかいて皮膚が蒸れる状態が、汗疹を出来やすくします。
この原因を取り除かない限りは、汗疹は繰り返しできます。
先にできた汗疹が治ってきても、また新たな汗疹ができるのを繰り返すだけです。
また汗をかくと、できてしまった汗疹に、汗が刺激を与えます。
汗疹は刺激を受けることで、赤みやかゆみなどの症状を、悪化させます。
そのため汗をかきやすい脇の下は、一度汗疹ができると、治りにくいのです。
痒みの症状を伴う汗疹は、掻いてしまうことで悪化して、なかなか治りません。
掻けば肌の組織が破壊され、傷口は炎症を起こします。
汗疹を掻いていると、繰り返し汗疹になってしまうのです。
脇の汗疹の対策!
なかなか治らない、脇の汗疹対策を紹介します。
脇汗をこまめに拭き取る
脇に汗をかいてしまった場合は、そのままの状態を放置せずに、脇汗をこまめに拭き取るようにしましょう。
脇汗をこまめに拭き取れば、脇の下を清潔に保つ効果があります。
脇汗を拭く時に注意するのは、乾いたタオルではなく、濡れタオルやウェットティッシュを使うことです。
汗にはタンパク質やアンモニア、皮脂、老廃物など、いろいろな成分が含まれています。
乾いたタオルで脇汗を拭き取ると、水分のみが吸収されて、肌表面に皮脂や老廃物などの成分が残ってしまいます。
皮膚に残った皮脂や老廃物は、汗腺に詰まると汗疹の原因になるので、逆効果になります。
また力を入れて、皮膚をゴシゴシ擦って汗を拭き取って、刺激を与えるのもやめましょう。
肌をゴシゴシ擦って刺激を与えれば、皮膚のバリア機能が弱まって炎症を起こしやすくなります。
これも汗疹ができやすくなり、逆効果となります。
通気性の良い服を着る
汗をかいても蒸れないように、通気性の良い服を着ましょう。
麻の素材の服は通気性が良く、汗疹対策には最適です。
通気性の良い服は、暑さ対策にもなるので、汗の量も減らす効果もあります。
逆に通気性が悪い素材は、ナイロンやポリエステルなどです。
これらの素材の服は、通気性が悪いので蒸れやすく、また熱も逃げにくいので、汗の量も多くなります。
汗疹対策には、最悪の素材です。
吸水性と速乾性に優れたインナーを着用する
脇の下にかいた汗は、インナーに吸わせてしまったほうが、汗疹を予防する効果があります。
ただしインナーが汗で濡れたままの状態になっていると、皮膚が蒸れやすくなってしまうので、速乾性にも優れていなければなりません。
インナーの素材としては、麻などがオススメです。
また最近は汗疹対策素材が開発されており、それを使ったインナーも販売されています。
そういったインナーは、吸水性や速乾性に優れているので、汗疹対策にはオススメです。
脇の下を清潔に保つ
脇の下に汗をかいた状態で放置すると、皮膚に雑菌が繁殖しやすくなります。
皮膚に雑菌が多ければ、炎症を起こしやすくなり、あせもの原因になります。
脇の下の皮膚は、清潔に保つようにしましょう。
汗疹を掻かない
前述したように、汗疹は掻くことで悪化してしまいます。
痒くても我慢して、汗疹を掻かないようにしましょう。
どうしても痒い時は、冷やすことで痒みを和らげる効果があります。
またできてしまった汗疹は、皮膚科などを受診して、早く治してしまいましょう。
皮膚科では、かゆみ止めの薬も処方してもらえるので、掻いて悪化させる前に、治療したほうがいいでしょう。
湿疹がひどい場合には、ステロイド配合の塗り薬を、処方されることもあります。
ステロイドは副作用を懸念して、毛嫌いする人もいます。
しかし医師の指示に従い、短期間の使用であれば、問題ありません。
早く汗疹を治すには、ステロイドも有効です。
まとめ
脇に汗疹ができる原因は、脇汗が多く蒸れやすいこと。
脇が蒸れて角質がふやけると、汗腺が狭まって詰まりやすくなり、水くれができて汗疹になりやすい。
脇に汗疹が繰り返しできるのは、ワキ汗対策をしないことと、掻いて悪化させてしまうため。
脇の汗疹の対策としては、脇汗をこまめに拭き取ること、通気性の良い服を着ること、吸水性と速乾性に優れたインナーを着用すること、脇の下を清潔に保つこと、汗疹を掻かないことがある。