目を針で刺されるような痛みの原因は?眼科を受診して分かったこと
2019/07/05
目を針で刺されるような痛みは、何年か前からあったような気がします。
しかし最近になって、この眼の痛みの頻度が増してきました。
不安になったので、重い腰を上げて眼科を受診してきました。
そこで分かった目を針で刺されるような痛みの原因について、まとめています。
目を針で刺されるような痛みの原因は?
目を針で刺されるような痛みは、それほど長くは続きません。
ほんの数秒程度ですぐ治まるので、最初はそれほど気にしていませんでした。
目に痛みが出るのも、数か月に1回程度です。
痛みが治まれば、すぐに忘れてしまっていました。
これが最近になって1週間のうちに3回くらい、目を針で刺されるような痛みが走り、かなり不安になりました。
一体自分の目に何が起こっているかなど、想像できるものではありません。
もしかしたら誰かが呪いの藁人形でも作って、目の部分に針でも刺しているのではないかと、変な想像までしてしまいます。
この科学が進んだ時代に、呪いなんて信じてはいませんが、原因がわからないということが恐怖心を煽ります。
視力もあまり良くないし、失明でもしたら大変ですから、眼科できちんと診てもらうことにしました。
眼科を受診しに行きました
眼科を受診するのは初めてで、わざわざ平日に目医者に行ったにも関わらず、かなり混雑していました。
特に高齢の方が多くて、やはり年を取ると老眼や白内障、緑内障など、目に関わる病気が多いのですね。
受付を済ませて1時間弱も待たされ、やっと診察の順番が回ってきました。
看護師さんに連れて行かれると、まずは視力検査が始まりました。
その後先生のところに連れて行かれ、目を針で刺されるような痛みが出ることを説明しました。
そしてその後に、色々な目の検査が始まりました。
まず目に光を当てて、顕微鏡のようなもので目を観察されます。
この光が眩しくて、目が痛くなりました。
目を針で刺されるような痛みより、この検査のほうが痛いかもしれません。
次は眼底の検査をしますと言って、今度は懐中電灯のようなもので光を当てられ、虫眼鏡のようなもので、目を覗かれます。
先生に「眼底はきれいですね。」と言われて、一安心しました。
そして最後に、目に空気を吹き付けられる検査をしました。
目に空気を吹き付けられれば、反射的に目を閉じてしまいます。
しかし目を閉じてはいけないということで、何回かやり直ししました。「何だこの検査は!」とちょっと怒り気味になりましたが、後で調べて眼圧の検査であることが分かりました。
眼球に空気を当てて、その凹み具合を診ることで、眼圧が測定できるそうです。
眼圧が高い人は、緑内障の可能性があるので、これは重要な検査です。
緑内障は、失明する危険がある怖い病気です。
目の痛みの原因はドライアイ?
一通り検査が終わって、医師に診断の結果を聞きました。
すると目を針で刺されるような痛みの原因は、ドライアイによるものではないかということです。
ドライアイは涙の量が減ってしまい、目が乾燥する病気です。
眼球は涙で覆われているのが正常で、目に異物が入った時には、涙によって洗い流される仕組みになっています。
つまり涙は眼球の表面で、バリアのような役割をしているのです。
しかしドライアイの人は涙が少ないため、異物が眼球表面の角膜にくっつき、これが目を針で刺したような痛みになるそうです。
幸いなことに角膜には傷はありませんでしたが、異物がくっついたままになってしまうと、角膜を傷つけてしまうこともあるようです。
ドライアイの原因は、加齢によるものや内臓疾患からくるものなど、いろいろとあります。
しかし私の場合は恐らく、パソコン作業でモニターを凝視することにより、瞬きの回数が減ったことだと思います。
涙は瞬きによって、角膜を刺激することで、涙腺から分泌されます。
つまり瞬きの回数が減れば、涙の分泌量も減って、ドライアイになりやすくなります。
眼科の先生によれば、最近は若い人でもパソコンやスマホを長時間使うことで、ドライアイになる人が増えているようです。
そういえば私の目を針で刺したような痛みも、仕事中にパソコンを使っている時に、よく起きていたような気がします。
ドライアイの対策は?
ドライアイの対策として、アイケアという目薬を処方してもらいました。
この目薬を1日に4回くらい、目に差すように言われました。
そしてもうひとつ大事なことは、パソコンを使っている時は、なるべく意識して瞬きをしてくださいということです。
通常人間は1分間に、20~30回くらい瞬きをしているそうです。
これがパソコンなどの作業でモニターを凝視していると、瞬きの回数は1分間に5~7回程度に減ってしまうそうです。
意識して瞬きをすることで、涙を分泌しやすくして、ドライアイアを予防します。
後はパソコン作業を長時間続けると、視力の低下も起こりやすくなります。
視力の低下を避けるためには、45分間パソコン作業をしたら、15分くらいは遠くを眺めて、目を休ませるのがいいそうです。
目は一度悪くなってしまうと、簡単には回復しませんので、目は大事にしたいものです。
まとめ
目を針で刺されるような痛みの原因が、ドライアイであると分かって一安心です。
原因が分からないと、変な想像ばかりしてしまい、それがストレスとなってしまいます。
何か体に不調があった時には、すぐに専門医に診てもらうことが最善策であるという、良い教訓になりました。
私と同じように、目を針で刺されるような痛みを感じている方は、なるべく早く眼科を受診することをお勧めします。
私の場合は大事に至らずに済みましたが、角膜が傷ついてしまうと大変です。