氷を食べると病気になる?胃腸や体が冷えたり歯や顎にも負担が!
2017/02/20
暑い夏に、冷たい氷を食べるのがやめられない人も、多いかもしれません。
しかし氷を食べ過ぎると、病気になるかもしれませんよ。
胃腸や体が冷えるのはもちろんですが、歯や顎にも負担がかかります。
氷を食べると病気になる?
夏に冷たいものを、飲み過ぎたり食べ過ぎたりすれば、お腹をこわすことがあります。
氷も口の中で溶かすのでなく、バリバリ噛み砕いて食べるのならば、かなり胃腸には負担がかかっています。
そして体を冷やすと免疫力が低下して、抵抗力が落ちてしまいます。
それによって、様々な病気に掛かるリスクが高まるのです。
それでは具体的に、氷を食べるとどんな病気になるか、探っていきましょう。
胃腸が冷えて起きる病気
氷を食べると、胃腸が冷えます。
胃腸が冷えることで、一番起こりやすのは下痢です。
氷でなくても冷たいものを飲み過ぎて、お腹を壊すことはよくあります。
胃腸が冷えることで、消化不良を起こしやすくなります。
それに加えて冷たいものが刺激となって、腸のぜん動運動が活溌になり下痢を起こします。
また下痢ではなく、便秘になることもあります。
胃腸が冷えることで血行が悪くなり、大腸の動きが鈍くなり便秘になるのです。
体が冷えて起きる病気
氷をたくさん食べれば、体温が奪われて体が冷えます。
体が冷えると血行が悪くなり、肩こりや体のダルさや肌荒れなど、様々な症状が現れます。
その中でも一番怖いのは、免疫力が低下することです。
免疫力は体温が1度下がるだけで、30%も低下するのです。
風邪などいろいろな病気にかかりやすくなったり、病気にかかっている人は、治りが遅くなります。
また体が冷えると代謝が悪くなり、老廃物が溜まりやすくなります。
老廃物が溜まると太りやすい体質になるだけでなく、生活習慣病のリスクも高まるのです。
氷を食べると歯や顎にも負担がかかる
硬いものを食べれば、歯や顎が強くなるともいいますが、氷は少し硬すぎます。
氷を好んで食べている人の中には、あの氷を噛み砕く感覚が、たまらないという人もいるでしょう。
しかし氷のように硬いものをバリバリ食べていると、歯や顎にかなりの負担が掛かります。
歯が欠けてしまったり、ヒビが入ってしまうことがあります。
また氷を長期的に食べ続けると、噛み合わせ悪くなることがあります。
噛み合わせが悪くなると、顎関節症などの病気の原因になることもあります。
氷を食べるのがやめれない氷食症という病気
氷を食べるのがやめれないという人は、氷食症という病気の可能性があります。
氷食症は鉄分不足と関係があり、貧血気味の女性に多い病気です。
鉄不足になると脳の酸素量が不足して、自律神経の働きがおかしくなります。
そうすると体温調整機能が低下し、体温が上昇して氷が食べたくなるのです。
また鉄分不足により味覚異常が起きて、氷が食べたくなることもあります。
その他には精神的なストレスによる、異食症の一種であることもあります。
異食症というのは氷の他にも、石や土、紙、木など、栄養価のないものを、無性に食べたくなる病気です。
まとめ
氷を食べると胃腸が冷えて、下痢や便秘になりやすくなる。
氷を食べて体が冷えると免疫力が低下して、様々な病気に掛かりやすくなったり、治りにくくなる。
代謝も悪くなり、生活習慣病のリスクも高まる。
歯が欠けたりヒビが入ることもあり、噛み合わせが悪くなることもある。
氷を食べるのがやめれない人は、氷食症の可能性もある。