風邪をひきやすく治りにくい理由とは?改善する方法とは?

      2019/06/01

風邪をひきやすく治りにくい理由は、何なのでしょうか?

人によってしょっちゅう風邪をひいたり、一度風邪をひくとなかなか治らないという人がいます。

できれば、風邪をひきにくい丈夫な体になりたいものです。

ここではその理由と、改善する方法を探っていきます。

スポンサーリンク

風邪をひきやすく治りにくい理由とは?

風邪をひきやすい人
 

風邪をひきやすく治りにくい理由の前に、風邪をひくメカニズムを理解しておきましょう。

 

風邪は、ウイルスによって引き起こされる感染症の一種です。

私たちの周りには、空気中などあらゆる場所に、風邪のウイルスが浮遊しています。

このウイルスを空気とともに吸い込んで、ウイルスに感染すると、風邪をひいてしまいます。

 

風邪のウイルスが鼻の粘膜や、喉の粘膜に付着して炎症を起こすと、鼻水やくしゃみ、咳が出たりという、風邪の諸症状を発症します。

鼻水やくしゃみ、咳というのは、風邪のウイルスを排除するための防御反応です。

 

しかし、風邪のウイルスを吸い込んだからといって、すぐに風邪をひいてしまうわけではありません。

風邪をひきやすい人もひきにくい人も、同じような環境で生活していれば、吸い込む風邪のウイルスの量に大差はないはずです。

 

それにも関わらず風邪をひきやすいのには、何か他の理由があるはずです。

その理由というのが、免疫力の違いです。

私たちの体は、風邪のウイルスなどの異物が体内に侵入するのを防いだり、また侵入したウイルスを撃退する仕組みがあり、それが免疫システムです。

 

つまり免疫力が低いために、風邪のウイルスに感染しやすいことが、風邪をひきやすい理由になります。

また免疫力が低い人は、侵入したウイルスを撃退する力も弱いので、風邪を引くと治りにくくなってしまうのです。

 

 

風邪をひきやすく治りにくいのを改善する方法

風邪をひきやすく治りにくいのを改善するには、免疫力を高めることが重要です。

免疫力が低下すると風邪だけでなく、様々な病気にかかりやすくなったり、治りにくくなったりします。

それらの改善方法を一つ一つ、確認していきましょう。

 

 

栄養バランスの取れた食生活

免疫力が低く風邪を引きやすい人には、栄養の偏った食生活をしている人が多いです。

特にインスタント食品や外食、コンビニのお弁当やお惣菜、お菓子ばかりを食べている人は、注意が必要です。

 

栄養が偏った食事をしていると、食品添加物や白砂糖、塩分を多く摂取し、逆にビタミン、ミネラル、食物繊維などが不足しがちになります。

免疫力を高めるには抗酸化作用のある栄養を多く含む、緑黄色野菜など多めに食べるようにします。

 

また肉や魚、卵などの動物性タンパク質も、免疫力を高めるのに必要な栄養素です。

スポンサーリンク

好き嫌いをせずに、栄養バランスの取れた食生活を心がけましょう。

 

 

お腹の調子を整える

腸と免疫力には、密接な関係があります。

なぜなら腸には、多くの免疫細胞が存在しており、お腹の調子を整えることで、免疫細胞が活性化するからです。

便秘や下痢気味で胃腸の調子が悪い人も、免疫力が低く風邪を引きやすい人が多いです。

 

お腹の調子を整えるには、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を増やすことが大事です。

善玉菌は腸の中の悪玉菌を減らして、腸の調子を整えます。

 

ヨーグルトなどに含まれる動物性乳酸菌は、胃液の酸に弱いため、腸まで届かない物があります。

ぬかなどに含まれる植物性乳酸菌の方が、酸に強く腸まで届きやすいです。

 

そして乳酸菌のエサになるオリゴ糖を摂取することで、乳酸菌を増やすことが出来ます。

オリゴ糖を多く含む食べ物には、タマネギやバナナ、ニンニクなどがあります。

 

後は、野菜や果物に多く含まれる食物繊維を摂取します。

食物繊維は腸管を刺激して腸の蠕動運動を促したり、悪玉菌を排泄してお腹の調子を整える作用があります。

 

 

睡眠を十分に取る

人間は睡眠時に免疫細胞の活動が促進されたり、ホルモンの分泌が盛んになるため、睡眠不足になると免疫力が低下して、風を引きやすくなります。

免疫力を高めて風邪を引きにくい体を作るには、睡眠を十分に取ることが必要です

 

睡眠は時間を十分に取ることも大事ですが、質の良い睡眠を取ることも大事です。

そのためには、毎日同じ時間に眠って同じ時間に起きるという、規則正しい生活をすることが大事です。

 

質の良い睡眠を取る方法として、寝る1時間前に入浴をすると、副交感神経が優位な状態になり、リラックスしてぐっすり眠ることができます。

少し温めの38~40度くらいのお湯に、10~20分程度ゆっくり浸かって下さい。

熱すぎるお湯は交感神経を刺激して、逆に寝れなくなるので注意して下さい。

 

 

体を温める

冷え性の人や体温が低い人も、免疫力が低く風邪を引きやすい人が多いです。

体温と免疫力には深い関係があり、体温が下がると免疫力も下がってしまいます。

免疫力を高めて、風邪を引きにくい体を作るには、体を温めるようにします。

 

体を温めるには、ショウガやレンコン、ニンジンなどの根野菜を食べるようにします。

飲み物では緑茶などの生茶は体を冷やすので、なるべく飲まないようにして、体を温める作用のあるほうじ茶など、発酵させたお茶を飲むようにします。

 

また筋肉が少ないと、脂肪が燃焼しないので、体温があがりません。

適度な運動をすることで筋肉を付けて、脂肪を燃焼させると体温が上がります。

ただし激しい運動をすると、逆に免疫力の低下をまねくので、注意して下さい。

 

 

まとめ

風邪をひきやすく治りにくい理由には、免疫力の低下が関係している。

免疫力が低下することで、風邪のウイルスが感染しやすくなり、風邪が治りにくくなる。

風邪をひきやすく治りにくいのを改善するには、免疫力を高めることが大事である。

免疫力を高めるには、栄養バランスの取れた食生活、お腹の調子を整えること、睡眠を十分に取ること、体を温めることが重要である。

スポンサーリンク

 - 健康