アパートの引っ越しの挨拶の範囲はどこまで?タイミングや品物はどうする?
2019/06/18
アパートに引っ越しをしたら、まずは挨拶に行きましょう。
近所トラブルを防ぐためにも、最初の挨拶はとても重要です。
ここではアパートに引っ越しをした時、挨拶の範囲はどこまでするのかや、挨拶に行くタイミングや品物、のしの書き方についてまとめています。
アパートの引っ越しの挨拶の範囲はどこまで?
アパートの引っ越しの挨拶の範囲ですが、アパートの規模によりまちまちです。
一般的な考え方としては自分の部屋の左右両隣と、上階か下階があれば自分の部屋の上下の部屋は、少なくとも挨拶に行きましょう。
アパートのような集合住宅の場合は、どうしても隣接してる部屋には、生活音などが響いて迷惑を掛けてしまいます。
この様な生活音は、アパートの場合はお互い様ですので、ある程度は我慢しなければなりません。
しかし騒音の相手が挨拶にも来ないような無礼者であれば、すぐにでも怒鳴り込みに行きたくなってしまいます。
このような無用なトラブルを避けるためにも、アパートの引っ越し後の挨拶は重要なのです。
しかしアパートの自分の部屋の左右上下の部屋は、最低限は挨拶に行ったほうがいい範囲です。
アパートの戸数が少ない場合は引越し後に、なるべく全てのお宅に挨拶に伺ったほうが無難です。
同じアパートに住んでいるのに、隣のお宅には挨拶に来て自分の部屋には挨拶に来なかったら、どう思うでしょうか?
やはり挨拶に来なかった家の方は、あまりいい気持ちはしません。
余裕があればで構いませんが、挨拶をしておくに越したことはありません。
またアパートが、A棟、B棟、C棟といったように、複数の棟に分かれている場合があります。
その場合は自分が住んでいる棟以外の棟にまで、挨拶に行く必要はありません。
そして忘れてはならないのが、アパートの大家さんへの挨拶です。
大家さんがアパートから遠方に住んでいることもあるので、その場合は仕方がないかもしれません。
しかし大家さんがアパートの近隣に住んでいる場合は、引越し後に必ず大家さんのお宅にも挨拶に行きましょう。
大家さんはこれから色々お世話になるでしょうし、またアパートを退去するときにも、修繕費用など色々と揉めることがあります。
アパートの大家さんへの心象は、良くしておくに越したことはありません。
アパートの引っ越しの挨拶のタイミングはいつ?
アパートの引っ越しの挨拶のタイミングは、引越し後なるべく早く行くのがポイントです。
できれば引っ越しをした当日に、挨拶に行くのがベストです。
アパートのような集合住宅だと、引越し時の音や明かりが付いているかなどで、大体周りの部屋の方には、いつ引っ越してきたかは分かっています。
引っ越しのときには狭い通路を専有してしまったり、物音を立ててうるさくしてしまったりなど、少なからず、アパートに住んでいる方には迷惑を掛けています。
そういったことのお詫びをする意味でも、引っ越したらなるべく早く挨拶に行くようにして下さい。
もしも翌日以降に引っ越しの挨拶に行く場合には、「ご挨拶が遅くなりすみません」と一言付け加えるようにしましょう。
また引っ越しをする前に、挨拶に行くほうがいいという人もいます。
これは引っ越しのときに、アパートの住人に迷惑をかけるために、事前に挨拶をしておくほうがいいということです。
確かに引っ越しの前に挨拶に行くほうがより丁寧な対応となりますので、事前に挨拶に行けるならその方がいいでしょう。
しかし遠方からの引っ越しの場合には、事前に挨拶に行くのは大変です。
このような場合は無理せずに、引っ越した後の挨拶で大丈夫です。
アパートの引っ越しの挨拶の品物はどうする?
アパートの引っ越しの挨拶の品物は、あまり高価なものではなく、粗品程度のものがいいでしょう。
引っ越しの挨拶の品であまり高価な物は、貰う方も気が引けてしまいます。
一般的な引っ越しの挨拶の品としては、菓子折り、洗剤、タオルなど、食べ物や消耗品を持っていく人が多いです。
一昔前は引っ越しの品物といえば、タオルというのが相場でした。
しかし自分自身も何かと粗品でタオルを貰うので、タオルばかり増えてしまって、逆に迷惑ではないかと考える人が多いようです。
私の家のタンスにも、貰い物のタオルが、たくさんしまってあります。
洗剤も手荒れなどを気にする人は、オーガニック商品を選ぶ人もいて、迷惑に感じる人もいるかもしれません。
そのような理由から最近は、菓子折りなど食べ物を持って行く方が増えています。
考え出すとキリがありませんので、割り切って決めてしまいましょう。
引っ越しの挨拶の品の金額の相場は、500円~1000円くらいを目安にします。
ただし大家さんに持っていく挨拶の品物は、その2倍の1000円~2000円くらいを目安にします。
引っ越しの挨拶の品ののし
引っ越しの挨拶の品の熨斗は、紅白の蝶結びの水引の外のしを使います。
上には「御挨拶」と文字を入れて、下に自分の名前(名字)を入れるようにします。
挨拶の品物は引っ越す前に、用意しておくほうがいいでしょう。
アパートの引っ越しの挨拶をしない人もいる
最近は近所付き合いも希薄になってきて、アパートの引っ越しの挨拶をしない人も増えています。
特に単身者の場合は、3割くらいは挨拶に行かないそうです。
引っ越しの挨拶に行かない理由としては、近所付き合いがめんどくさいとか、挨拶の仕方がわからないとのことです。
しかし、こういった近所付き合いは不要という考えも、最近は変化が出てきます。
それは大地震や大雨などの災害で、助け合いの精神が見直されているからです。
今は便利な時代になりましたから、何もなければ一人で生きていくほうが楽でしょう。
しかし何か大きな災害があった場合には、助け合わないと生きていけません。
災害にあったときには、地域のコミュニティーが重要な役割を果たします。
近所付き合いの第一歩として、まずは挨拶から始めてみてはいかがでしょう。
まとめ
アパートの引っ越しの挨拶は、近所トラブルを防ぐためにも、行ったほうが良い。
引っ越しの挨拶の範囲は、最低でも自分の部屋の左右両隣と上下の部屋と、大家さんのお宅にはかならず行くようにする。
アパートの戸数が少ない場合は、なるべく全部の部屋に挨拶に行くほうが良い。
アパートの他の棟には、無理して挨拶に行かなくても良い。
挨拶に行くタイミングは、引っ越しをしたらなるべく早く行く。
引っ越しの前に挨拶に行けるようなら、そのほうが丁寧な対応となる。
挨拶の品物は、菓子折り、洗剤、タオルなどが一般的である。
相場は500円~1000円くらいを目安にして、大家さんにはその倍くらいの値段を目安にする。