コバエはどこから発生するのか?原因を突き止めて対策しよう!
2019/06/27
コバエはどこから、発生するのでしょうか?
気が付くと家の中で、コバエが大量に飛び回っていることがあります。
また一度コバエを退治しても、しばらくするとまた飛んでることもあります。
ここではコバエがどこから発生するのか、原因を突き止めて対策する方法を探っていきます。
コバエはどこから発生するのか?
コバエは2~5ミリ程度の小さなハエの俗称で、実際は何種類かのハエが存在します。
コバエの中でキッチンなど、生ゴミや食べ物に発生しやすいのは、ショウジョウバエというコバエです。
キッチン以外だとお風呂場やトイレなど水回りも、コバエの発生ポイントになります。
お風呂場やトイレなど水回りなどで発生するのは、また違った種類のコバエで、チョウバエという名前のハエです。
チョウバエは暗くて、ジメジメしている場所を好むのが特徴です。
チョウバエは厳密に言うと、ハエよりも蚊の仲間に近い虫ですが、見た目でコバエと呼ばれる事が多いです。
さてこのコバエが発生する原因ですが、ショウジョウバエもチョウバエも卵がなければ産まれてきません。
つまり家の中に成虫のコバエが侵入して、卵を産み付けていくか、コバエの卵の付いた物を家の中に、持ち込んでしまっているためコバエが発生します。
コバエの怖いところは、繁殖力が強いことです。
ショウジョウバエの成虫は、一度に数十個の卵を産み、生涯で500個から1000個もの卵を産みます。
産み付けたれたショウジョウバエの卵は、約10日後には成虫になり、その成虫がまた新しい卵を産み付けます。
つまりショウジョウバエは、ネズミ算式に増えていくのです。
野外だとコバエにも天敵がいるので、捕食されて個体数を減らします。
しかし家の中はほとんど、コバエの天敵がいません。
そのため家の中は、コバエにとって繁殖しやすい環境になり、大量に繁殖してしまうのです。
ですから家の中に、たった1匹でもコバエがいれば、そこからコバエが大量発生する可能性があるのです。
コバエが家の外からの侵入するのを防ぐ
コバエの対策には、まず家の外からコバエの侵入を防ぐことが大事です。
コバエは体が小さいため、ちょっとした隙間からでも、家の中に侵入してきます。
そのため窓を開ける時は、網戸を使ってコバエの侵入を防ぐようにします。
そして網戸のメッシュも、なるべく細かいもの(30メッシュ以上が良い)を選びましょう。
コバエはニオイや、熱、灯りなどに反応して飛んでくるので、これらの対策をします。
生ゴミなどを放置したり汚れた食器を放置すると、ニオイが発生してコバエを引き寄せてしまいます。
特にコバエは腐った(発酵した)ニオイが大好物なので、生ゴミは封をしてなるべく早く処分し、食器は食べ終わったら早めに洗いましょう。
三角コーナーは特にコバエを引き寄せやすいので、コバエ対策には三角コーナーを置かないことをお勧めします。
生ゴミは三角コーナーには入れずに、その都度ビニール袋に入れて、封をして捨てるようにします。
ゴミ箱もニオイが出ると、コバエを引き寄せてしまうので、フタ付きのゴミ箱を使って、ニオイが出ないように対策します。
コバエの中でもショウジョウバエは、熟した果物(特にバナナ)も大好物です。
果物もそのまま置きっぱなしにしていると、ニオイでコバエを引き寄せる原因になります。
できれば果物も冷蔵庫に保管して、ニオイが出ないように対策しましょう。
その他には発酵臭としてアルコールやぬか床のニオイも、ショウジョウバエを引きつける原因になります。
飲み終わったお酒の瓶や缶は、そのまま放置しておけば、アルコールのニオイでコバエを引き寄せます。
ジュースも同様に、ニオイでコバエを引き寄せるので、飲み物を飲み終わった後の瓶や缶は、すぐに水洗いをして、中に飲み物が残らないように対策します。
ぬか床をお持ちの方は、しっかり蓋をしめて、ニオイ対策をして下さい。
灯りに関しては照明を工夫することで、コバエを寄せ付けないことができます。
コバエは紫外線など、特定の波長の光を好んで近寄ってきます。
このような虫が好む波長の紫外線をカットした防虫用蛍光灯を使えば、灯りでコバエが侵入してくるのを防げます。
またコバエが好む紫外線をカットできる防虫フィルムもあるので、それを窓に貼って対策することも出来ます。
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コバエが家の中で発生した場合の対策方法
コバエが家の中で発生した場合の対策方法は、主にキッチンなどに発生するショウジョウバエと、主にお風呂場やトイレなどで発生するチョウバエで変わってきます。
ショウジョウバエを撃退する
家の中でショウジョウバエを発見したら、エアゾール式の殺虫剤で駆除して下さい。
キッチンなど食べ物を扱う場所で、殺虫剤を使いたくない場合は、コバエホイホイなど、キッチンで使えるコバエ駆除グッズを活用します。
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アース製薬のコバエがホイホイは、スーパーやドラッグストアなどで購入できます。
そして大事なのはショウジョウバエの成虫がいるということは、その側の生ゴミなどにショウジョウバエの卵や幼虫がいる可能性があるということです。
それをそのまま放置しておくと、卵が孵化して幼虫が成虫になり、またコバエが湧いてきてしまいます。
生ゴミなどがある場合は、袋などに入れて封をして、なるべく早く捨ててしまいましょう。
チョウバエを撃退する
チョウバエは水に弱いのでお風呂場などで発見した場合は、シャワーで水を掛けて駆除することもできます。
チョウバエも成虫がいるということは、近くにチョウバエ卵や幼虫がいる可能性があります。
チョウバエの場合は、ヘドロや汚れに卵を産み付けます。
つまりチョウバエは、掃除が行き届いていない場所で、発生しやすいコバエなのです。
チョウバエが繁殖して増えないように、隅々まで掃除してヘドロや汚れを取り除きましょう。
チョウバエは、ジメジメした湿気の多い場所を好むので、換気を良くして湿気を取り除くことも重要です。
チョウバエの場合は、排水溝や浄化槽で発生することがあります。
この場合は、チョウバエ駆除用の薬剤を排水溝に流し込むと、効果的に駆除できます。
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KINCHOのチョウバエバスターなら排水口にまくだけで、チョウバエの駆除と排水口の洗浄が同時にできます。
まとめ
コバエにはいろいろな種類があり、主にキッチンなどで発生するのはショウジョウバエで、主にお風呂やトイレで発生するのがチョウバエである。
コバエは外から家の中に侵入し、生ゴミなどに卵を産み付けて発生する。
一度に何十個もの卵を産むので、1匹いるだけでも大量に発生する。
コバエの侵入を防ぐには網戸を使うこと、ニオイの対策と、灯りの対策をする。
家の中のコバエは殺虫剤や、コバエ駆除グッズを使う。
成虫が家の中にいる場合は、卵や幼虫もいる可能性があるので、それも駆除する事が大事。