日差しを浴びるとニキビができやすくなる?その原因と対策とは?
2018/06/03
日差しを浴びると、紫外線の影響で肌は劣化します。
シミやシワの原因になることは、良くご存知だと思います。
しかしそれ以外に日差しを浴びると、実はニキビもできやすくなるのです。
ここでは日差しによるニキビの原因と、対策をまとめています。
日差しを浴びるとニキビができやすくなる?
日差しを浴びたときに、肌に一番悪影響を与えるのは紫外線です。
紫外線は肌の細胞を傷つけ、組織を破壊してしまいます。
この時肌の表面にあるバリア機能も破壊し、肌を乾燥させてしまいます。
日焼けをした後に、肌が乾燥するといった経験はありませんか?
この状態こそが日差しを浴びて、バリア機能が破壊されている状態です。
乾燥した肌は水分不足で、角質がどんどん硬くなっていきます。
さらに紫外線の影響で、肌のターンオーバーも乱れます。
それにより古い角質が、いつまでも肌に残ってしまい、角質が厚くなっていきます。
硬く厚くなった角質は毛穴を細く狭めるため、少量の皮脂でも詰まりやすくなります。
毛穴に皮脂や汚れが詰まるとそこにアクネ菌が繁殖して、肌が炎症を起こしたのがニキビとなります。
それ以外にも日差しを浴びることで暑くなり、汗や皮脂が出やすくなるのもニキビができやすくなる原因です。
また紫外線によるメラニンの生成で、ニキビ跡も残りやすくなります。
もともとあるニキビも日差しを浴びることで、悪化したり治りにくくなるので注意が必要です。
日差しを浴びてできるニキビの対策は?
日差しを浴びてできるニキビの対策は、一番の原因である紫外線を避けることです。
日焼け止めクリーム(UVカットクリーム)などで肌を保護し、外出時は日傘やつばの広い帽子などを被って、日差しが直接当たらないようにします。
ただし、油分が多い日焼け止めクリームは毛穴に詰まりやすく、逆にニキビをできやすくしてしまうことがあります。
ですから日焼け止めクリームを選ぶときは、「ノンコメドジェニック」と書いてある商品を選んで下さい。
ノンコメドジェニックと書いてある日焼け止めクリームには、アクネ菌を増殖させる油分を含んでいません。
つまりニキビができにくい、日焼け止めクリームなのです。
そして肌が乾燥しないように、保湿に心掛けましょう。
夏は汗や皮脂が出やすいので、顔のテカリを抑えるために、必要以上に洗顔をしてしまう人がいます。
肌を清潔にすることは、ニキビ予防にはいいことです。
しかし洗顔のし過ぎは肌が乾燥しやすくなり、ニキビができやすくなってしまいます。
また洗顔による刺激も、ニキビには悪影響です。
肌に刺激を与えないように、優しく洗顔して下さい。
まとめ
日差しを浴びるとニキビができやすくなるのは、肌のバリア機能が破壊され、乾燥しやすくなるからである。
乾燥した肌は毛穴を狭め、皮脂が詰まりやすくなり、ニキビができやすくなる。
日差しを浴びてできるニキビの対策は、紫外線を避けることと保湿に心がけることである。