インフルエンザはいつから外出できる?体調の目安や注意すること
2019/04/29
インフルエンザはいつから、外出していいのでしょうか?
他の人にインフルエンザが感染する危険があるので、治ったからといってすぐに出勤や登校してはいけません。
体調の目安や外出するときに、注意することも確認しておきましょう。
インフルエンザはいつから外出していい?

まじめな人ほど、すぐに出社して仕事をしたいとか、登校して勉強したいと思うかもしれません。
しかしあまり慌てて、外出しないほうが良さそうです。
インフルエンザで怖いのは、なんといっても集団感染です。
自分が原因で、他の人にインフルエンザを感染させてしまっては大変です。
解熱して普通の生活が出来るようになっても、まだインフルエンザが感染する危険は残っています。
インフルエンザが治っても、すぐに外出するのはやめましょう。
インフルエンザの後いつから外出していいについては、学校保険法という法律が参考になります。
こちらの法律の規定によれば、インフルエンザを発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(乳児は3日)を経過するまでを出席停止期間と定めています。
学校保健法というのは、小学校、中学校、中等教育学校などの生徒の学校への出席について定めたものです。
インフルエンザが治った後、学校以外の場所への外出や、サラリーマンの方が会社に出社することまでは、禁止していません。
サラリーマンの方も会社によっては、個別にインフルエンザ感染後の出社停止期間が、定められていることがあります。
しかし、そのような定めがない場合でも感染を拡大さえないために、学校保健法で定められた期間は、出勤しないほうがいいでしょう。
インフルエンザ後いつから外出できるか体調の目安
インフルエンザ後いつから外出できるか、体調の目安を説明していきます。
インフルエンザに感染して発熱などの症状が起きた場合でも、抗インフルエンザ薬を服用すれば、早ければ1~2日程度で解熱することもあります。
熱が下がってしまうと体調も良くなり、普段の生活ができると思うかもしれません。
しかしこの状態では、まだインフルエンザは完治していません。
あくまで抗インフルエンザ薬の作用で、解熱しているだけです。
そして、他人にインフルエンザを感染させない目安としては、解熱よりも咳が出なくなることを確認して下さい。
熱が下がっても咳が出るうちは、他人にインフルエンザを感染させてしまう可能性があります。
たとえ咳が出なくても前項で説明した、「インフルエンザを発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(乳児は3日)」は感染の危険があるので、なるべく外出しないようにしましょう。
インフルエンザ後の外出で注意すること
インフルエンザにかかった後に外出する場合は、たとえ咳が出なくてもマスクをするようにしましょう。
上記で説明した期間を過ぎていれば、他人に感染するリスクはほとんどありません。
しかしマナーとして、しばらくマスクを着用しましょう。
服装は暖かい格好が基本ですが、暑すぎると汗をかいて、逆に冷えてしまうこともあります。
服を1枚着たり脱いだりして、体温調整をしましょう。また汗をかいた時は着替えをして、体を冷やさないようにします。
インフルエンザは完治したと言っても、体力は低下していることがあります。
病み上がりで、あまり無理はしない方がいいでしょう。
体力が低下してる時は、いろいろな病気にかかりやすくなります。
インフルエンザ以外の病気や、違う型のインフルエンザに感染することもあります。
しばらくは、いつも以上に体調管理に気を付けましょう。
まとめ
インフルエンザ後いつから外出できるかは、学校保健法で規定されているインフルエンザを発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(乳児は3日)を経過するまでを参考にする。
インフルエンザはいつから外出できるか体調の目安は、熱が下がって咳が出なくなるのを目安とする。
インフルエンザ後の外出で注意することは、マスクを着用すること、暖かい格好をして冷えないようにすること、無理をしないことである。