水分補給は温かい飲み物のほうがいい?状況によって冷たい飲み物も
2017/01/30
水分補給は、温かい飲み物のほうがいいという話を聞きますが、これは本当でしょうか?
温かい飲み物と冷たい飲み物では、吸収されるスピードや胃腸にかかる負担が変わってきます。
状況によって飲み分けて、効率的に水分補給しましょう。
水分補給は温かい飲み物のほうがいい?
水分補給は温かい飲み物のほうがいいのかという話ですが、結論から言いますと状況によります。
温かい飲み物と冷たい飲み物では、それぞれメリット・デメリットがあります。
ですから状況によって飲み分けるのが、効率的な水分補給の仕方になります。
温かい飲み物で水分補給する場合
温かい飲み物は胃腸に負担がかからず、ゆっくりと体に吸収されます。
ですから通常の水分補給であれば、温かい飲み物のほうがいいでしょう。
水分補給は喉が乾いてからではなく、常日頃から心がけることが大切です。
この場合は緊急性がないので、吸収されるスピードは遅くてもかまいません。
胃腸の血行を良くして調子を整えてくれますので、お腹の弱い人にはおすすめです。
体を温めてくれる効果があるので、寒い時には温かい飲み物で温まります。
リラックス効果もあるので、緊張してる時などに温かい飲み物を飲むと、緊張が緩みます。
眠る前に温かい飲み物を飲んで、リラックスするのもいいですね。
冷たい飲み物で水分補給する場合
冷たい飲み物は、胃腸を冷やすので負担がかかります。
通常の水分補給であれば、胃腸に負担をかけないように、冷たい飲み物は避けたほうがいいでしょう。
その反面、体に吸収されるスピードは早いので、脱水症など緊急に水分が必要なときに適しています。
夏の暑い日やスポーツなどをして、大量に汗をかいた後は、すぐに水分補給が必要です。
このような場合も冷たい飲み物で、水分補給するほうがいいでしょう。
ただし胃腸が弱い人はお腹を壊して、逆効果になることもあります。
体の熱を冷ましてくれる効果があるので、熱中症やスポーツの後などには、冷たい飲み物がいいでしょう。
普段は体が冷えると、代謝が悪くなって老廃物が溜まりやすくなりますので、常飲しないほうがいいでしょう。
便秘の方は冷たい飲み物を寝起きに飲むと、胃腸の働きが活発になり、便が出やすくなります。
温かい飲み物・冷たい飲み物は何を飲めばいいのか?
温かい飲み物や冷たい飲み物でも、何でもいいというわけではありません。
糖分が多く入っている清涼飲料水や、カフェインの多いコーヒーや紅茶などは、避けておくほうがいいでしょう、
またビールなどのアルコール飲料も、利尿作用があるので、水分補給には適しません。
温かい飲み物ならば、白湯を飲むのがいいでしょう。
通常の水分補給であれば、いろいろ入っている飲み物よりも、シンプルな白湯がおすすめです。
味噌汁なども塩分やミネラルが入っているので、効率的に水分補給できます。
冷たい飲み物ならばスポーツドリンクが、吸収も早くミネラル分も補給できます。
まとめ
水分補給は温かい飲み物と冷たい飲み物を、状況により飲み分ける。
温かい飲み物は胃腸に負担をかけず、ゆっくりと体に吸収されるので、常飲するのに良い。
冷たい飲み物は吸収が早いので、脱水症や大量に汗をかいた後など、緊急に水分が必要なときに良い。
清涼飲料水やコーヒー、紅茶、アルコール飲料などは避け、白湯や味噌汁スポーツドリンクなどで水分補給する。