冬に眠いのはなぜ?寒い朝でも寝坊をしないための対策とは?

      2019/05/28


冬になると眠いという方は、けっこう多いのではないでしょうか。

私もいっそのこと、冬眠したいと思うほど眠いことがあります。

ここでは冬に眠い原因と、寒い朝でも寝坊しない対策をまとめています。

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冬に眠いのはなぜ?

眠い猫
 

冬に眠いのは日照量が減ることと、寒いことの2つの原因があります。

以下それぞれ、どうして眠くなるのかを解説していきます。

 

冬に眠いのは日照量が減るから!

冬に眠いのは、日照量との関係があります。

冬になると昼間の時間が短くなり、太陽が出ている時間が短くなります。

また同じ晴れの日でも、日照量は夏よりも冬のほうが少なくなります。

 

そして人間は日光を浴びることで、セロトニンという神経伝達物質を分泌します。

つまり日照量が減ることで、セロトニンの分泌量も減ってしまうのです。

 

セロトニンは主に日中に分泌される神経伝達物質で、精神の安定を促します。

セロトニンが不足すると疲れやすくなったり、昼間でもボーッとすることがあります。

これらの症状を季節性のうつとして、冬季うつと呼びます。

 

セロトニンの他に、睡眠に関係するホルモンとして、メラトニンがあります。

メラトニンは睡眠ホルモンと呼ばれており、夜になると分泌されて眠気を誘う働きがあります。

 

メラトニンは朝起きたときに、日光を浴びることで体内時計がリセットされ、分泌が止まります。

しかし朝きちんと日光を浴びないと、体内時計がリセットされずに、メラトニンの分泌も止まらないのです。

 

本来メラトニンは日中に強い光を浴びることで分泌量が減って、夜に暗くなると分泌量が増えます。

これにより昼間は覚醒して、夜は眠くなるという作用をもたらします。

これが冬は日照量の減少で乱れて、昼間でも眠気を感じてしまうのです。

 

 

冬に眠いのは寒くなるから!

冬は寒くなることで、眠くなることがあります。

人間の体は寒くなると、体温を逃さないように血管を収縮させます。

血管が収縮した状態というのは、交感神経が優位な状態です。

 

交感神経が優位な状態は、体が緊張している状態になります。

この状態から暖房の効いた暖かい場所に行くと、緊張が解けて一気に副交感神経が優位な状態へと移行します。

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副交感神経が優位な状態になると、体をリラックスさせる効果があり、それが眠い状態へと誘うのです。

冬に外から帰ってきて、コタツにあたると眠くなるのは、まさに交感神経優位から副交感神経優位へと移行した状態です

 

 

冬の寒い朝でも寝坊をしないための対策

冬は眠いからといって、朝寝坊するわけにはいきません。

逆に雪が降ったりすれば、いつもより早起きしなければならない日もあります。

ここでは冬の寒い朝でも、寝坊をしないための対策を探っていきます。

 

 

冬はなるべく日光を浴びるようにする

前述したように冬は日照量が減ることで、セロトニンとメラトニンの分泌量が乱れます。

これを正常に戻すには、なるべく日光を浴びることが大事です。

そうすれば生活のリズムも正常に戻り、昼間は目が冴えて夜は自然と眠くなります。

 

特に朝起きたときに、窓のカーテンを開けて日光を浴びることが大事です。

これによって体内時計がリセットされて、規則正しい生活がおくれるようになっていきます。

 

 

冬は栄養バランスの取れた食事を心がける

セロトニンなどの神経伝達物質を分泌するには、栄養バランスの取れた食事が大事です。

特にタンパク質やビタミン、炭水化物をしっかり取らないと、セロトニンを増やすことができません。

冬の眠気対策には、栄養バランスの取れた食事を心がけ、セロトニンが分泌しやすくなるようにしましょう。

 

 

冬は朝起きたら体を動かして体を目覚めさせる

朝目が覚めても、体がだるくて布団から出られない人も多いでしょう。

冬の寒い朝となれば、なおさら布団から出られないのではないでしょうか。

 

朝起きたばかりの状態というのは、体温も下がっており、体はまだ眠っている状態です。

だからすぐに体を動かすことができず、なかなか布団から出られないのです。

 

この様なときは無理をせずに、徐々に体を動かして、体を目覚めさせていきましょう。

手のひらを握ったり開いたり、足を曲げたり伸ばしたりして、体の動かせる場所を動かしてみましょう。

そうすると徐々に血行が良くなって、体温も上がり体が目覚めていきます。

 

またタイマー付きの暖房がある方は、朝起きる時間に合わせて、部屋が暖まるようにしておきます。

こうすると、冬の寒い朝でも起きやすくなります。

 

 

まとめ

冬に眠い原因は、日照量が低下することと寒さがある。

日照量の低下は、セロトニンとメラトニンの分泌量を乱し眠くなる。

寒いと交感神経が優位になり、暖かい場所に行くと副交感神経が優位になることで、リラックス状態となり眠くなる。

冬の寒い朝でも寝坊をしないための対策は、なるべく日光を浴びること、栄養バランスの取れた食事をすること、体を動かして体を目覚めさせることがある。

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