鉄鍋の赤錆は毒なのか?落とし方や手入れの仕方は?

      2019/04/18

鉄鍋を使うと美味しい料理ができて、鉄分の補給もできるということで、最近使う人が増えています。

しかし鉄鍋はきちんと手入れをしないと、赤錆が出てしまうことがあります。

この鉄鍋の赤錆は、毒なのでしょうか?

また鉄鍋の赤錆の落とし方や、手入れの仕方も調べてみました。

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鉄鍋の赤錆は毒なのか?

 

鉄鍋の赤錆は毒にはなりませんが、なるべく摂取しないほ方がいいです。

赤錆は鉄と酸素が、化合したものです。

鉄も酸素も人体に必要なものであり、赤錆が毒になるということはありません。

しかし赤錆を一度に大量に摂取した場合は、人体に悪影響があります。

これは赤錆の毒ではなく、鉄分を大量に取ることによる鉄過剰症です。

鉄分は人間が生きるために必要な、必須ミネラルです。

主に血液中のヘモグロビンに含まれ、酸素を運ぶ重要な役割をします。

過剰に摂取された鉄分は、肝臓へと蓄えられていきます。

鉄分を過剰に摂取すると、肝臓の負担が増えて、鉄過剰症を起こします。

1日に40mg以上の鉄分を摂取すれば、鉄過剰症を起こす危険があります。

鉄は錆びると、もろくなっていきます。

赤錆がある鉄鍋を使うと、もろくなった部分が一気に料理に、溶け出す危険があります。

そのため赤錆の付いた鉄鍋で料理をすれば、鉄を過剰に摂取してしまうかもしれません。

また鉄鍋の赤錆は、料理の味や風味を悪くする点もマイナスです。

鉄鍋の赤錆は、必ず落としてから使いましょう。

 

 

鉄鍋の赤錆の落とし方

鉄鍋の赤錆は放っておくと、そこからどんどん侵食していきます。

あまりに赤錆が酷いものは、鍋の強度が落ちています。

下手をすると鉄鍋に、穴が空いてしまうこともあります。

赤錆の酷い鉄鍋は、捨ててしまったほうがいいでしょう。

ここでは、軽度の鉄鍋の赤錆の落とし方を解説します。

 

 

ステンレスたわしで削り落とす

薄い赤錆であれば、ステンレスたわしで擦るだけで、削り落とすことができます。

鍋にこびりついた焦げを落とすのと、同じ要領で擦り洗いします。

普通の洗剤で赤錆が落ちない場合は、クレンザーなど研磨剤入りの洗剤を使ってもいいです。

 

 

酸の力で赤錆を剥ぎ取る

擦り洗いで落ちない鉄鍋の赤錆は、酸の力で剥ぎ取りましょう。

酸は、鉄を溶かす働きがあります。

つまり酸で鉄鍋の表面を溶かして、赤錆を剥ぎ取るのです。

 

クエン酸やレモン汁など、酸性の液体なら何でも使えます。

ここでは、どこの家庭にもありそうな、お酢を使う方法を説明します。

 

お酢もいろいろな種類がありますが、安い穀物酢などで十分です。

黒酢など高いお酢は、もったいないです。

 

お酢を水で10倍程度に薄めて、赤錆の付いた鉄鍋に入れて、一晩放置します。

軽度の赤錆なら、これだけで赤錆が浮いてきます。

 

もし錆が浮いてこなかったら、ステンレスたわしで擦り洗いしましょう。

鉄鍋の表面が酢でもろくなっているので、簡単に錆が落ちます。

時間がないときは一晩置かずに、酢を入れた鉄鍋を火にかけて、沸騰させてもいいです。

 

 

サンドペーパーで削る

ここまでやって錆が落ちなければ、サンドペーパーで削るという手もあります。

しかし削れば削るほど、鍋は薄くなっていくという点に、注意して下さい。

錆が鍋の厚みの半分まで侵食していれば、錆を全部落とせば鍋の厚みは、半分になります。

 

鉄鍋は一般的に、厚みのあるものが多いです。

鉄鍋に厚みがあるのは、薄く作るのが難しいためです。

ですから十分に厚みがある鉄鍋なら、薄くなることはあまり気にしなくてもいいでしょう。

 

またサンドペーパーで鉄鍋に傷ができると、そこから錆びやすくなります。

錆を落とす労力を考えれば、安物であれば諦めたほうがいいいのではないでしょうか?

 

 

赤錆を発生させない鉄鍋の手入れの仕方!

赤錆を発生させない鉄鍋の手入れの仕方で、一番大事なのが鍋ならし(油ならし)です。

 

鍋ならしは簡単に言うと、鍋の表面を油の膜でコーティングすることです。

鍋の表面がコーティングされれば、水分や空気が直接触れないので、錆びにくくなります。

 

また料理のときの焦げ付きも、防止することができます。

鍋ならし(油ならし)の方法を説明します。

 

①空焚きする

ほとんどの鉄鍋は購入直後に、空焚きをする必要があります。

空焚きが必要な鉄鍋は、必ず注意書きなどに書かれています。

 

鉄鍋を空焚きするのは、表面に塗られている防錆剤を取り除くためです。

この防錆剤は工場から出荷して、販売されるまでの間の錆を防ぐものです。

高温になれば取れてしまうので、料理に入らないように最初に熱で飛ばしてしまうのです。

 

また空焚きをすることで、鉄鍋の表面に酸化被膜が形成されます。

酸化被膜はミクロン単位の緻密な凹凸になっており、油が馴染みやすくなります。

空焚きをした後は一度冷ましてから、洗剤でよく洗っておきましょう。

 

②油をならす

鉄鍋の水分をよく取ってから、油を鍋にまんべんなく注いで、弱火で5分程度加熱します。

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これにより鉄鍋の表面に油が馴染んで、コーティングされた状態になります。

 

ただし鍋を空焚きししたま放置すると、火事になる危険があります。

 

2016年に新潟で起きた糸魚川大火災も、鍋を空焚きしたまま放置したのが原因で起きています。

この火災では裁判で、出火の原因となった元ラーメン店主に、有罪判決が出されています。

空焚きをするときは、鍋から目を離さないようにしましょう。

 

鉄鍋の表面に皮膜を作るなら、次項で紹介する茶がらを使う方法の方が安全です。

 

 

鉄鍋の普段の手入れの仕方!

鉄鍋の普段のお手入れは、洗った後は必ず水分を完全に取り去りましょう。

そして布巾に茶がらを包んで、鉄鍋の表面を拭きます。

 

茶がらに含まれるタンニンは、鉄と化合しやすいので、鉄鍋の表面に膜を作ります。

この膜が鉄鍋を保護して、赤錆ができにくくなります。

茶がらで拭くのは、たまにやる程度でも大丈夫です。

 

その後、鉄鍋を新聞紙に包んで、湿気のない場所に保管します。

鉄鍋を長期間使用しないときは、表面にオリーブオイルなどを塗っておくと、赤錆を防げます。

 

その後に鉄鍋を使用する場合は、よく洗ってオリーブオイルを落としてから使いましょう。

オリーブオイルは長期間放置すると、酸化して有害物質を発生する危険があります。

 

 

鍋ならしすると鉄分が取れなくなる?

鉄鍋を使う人の目的は、美味しい料理が作れることか、鉄分が補給できることだと思います。

しかし鍋ならしをしてしまうと、鉄分が取れなくなるので注意して下さい。

 

鍋ならしは、鉄鍋の表面を酸化被膜や油で、コーティングしています。

水分や酸素が鉄に触れなくなって錆びない代わりに、鉄分も料理に溶け出さなくなってしまいます。

つまり、鉄分を補給する目的で鉄鍋を使っている人は、意味がなくなってしまいます。

 

そんなとき便利なのが、鍋に入れる鉄玉子という商品です。

 

 

 

鉄玉子を入れてお湯を沸かすと、鉄が溶け出し鉄分の補給ができます。

鉄分の補給だけが目的なら、ステンレスなど手入れが簡単な鍋に、鉄玉子を入れた方が楽なんですよ。

 

鉄玉子はNHKのガッテンでも、鉄分の補給にいいと紹介されたそうです。

長く使えるので、鉄サプリよりコスパもいいです。

 

 

まとめ

鉄鍋の赤錆は毒でなくても、取らないに越したことはありません。

鉄鍋の赤錆を落とす方法も紹介しましたが、やはり手入れがめんどくさいという点は、鉄鍋が敬遠される理由でしょう。

しかし実際に鉄鍋を使って料理すると、素人でも美味しい料理が作れるんですよね。

美味しい料理を食べるためなら、そのくらいの手間は惜しんではいけないのでしょう。

やはり鉄鍋を使うなら、最初の鍋ならしだけはやっておきましょう。

鍋ならしをするとしないとでは、後々大きく違ってきます。

鉄分の補給には、鉄玉子が便利です。

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