緑茶の悪い点とは?冷え性や貧血や胃腸の弱い人は要注意!

      2020/01/09

緑茶にはカテキンというポリフェノールが豊富に含まれており、健康に良い飲み物というイメージが定着しています。

しかしそんな緑茶にも、悪い点があることをご存知ですか?

特に冷え性や貧血や胃腸の弱い人は、お茶の飲み過ぎに注意が必要です。

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緑茶の悪い点とは?

緑茶
 

緑茶の悪い点として、次の5つがあります。

①体を冷やす
②鉄分の吸収を妨げる
③胃に負担をかける
④睡眠を妨げる
⑤脱水症を引き起こす

以下それぞれの詳細について、説明をしていきます。

 

緑茶は体を冷やす

緑茶の悪い点として、体を冷やすことがあります。

冷たい緑茶だけでなく、温かい緑茶を飲んでも体を冷やします。

冷え性の人は、緑茶の飲みすぎに注意が必要です。

 

お茶は主に、発酵茶、半発酵茶、不発酵茶の3種類があります。

緑茶は不発酵茶に分類され、茶摘後すぐに発酵を止めます。

不発酵茶には、体を冷やす作用があります。

 

茶摘後に茶葉を途中まで発酵させたのが半発酵茶で、完全に発酵させたお茶が発酵茶です。

発酵茶は逆に、体を温める作用があります。

冷え性の方は緑茶よりも、発酵茶を飲むと体が温まります。

発酵茶や半発酵茶には、紅茶、プーアル茶、ウーロン茶、ほうじ茶などがあります。

 

緑茶は鉄分の吸収を妨げる

緑茶の悪い点として、鉄分の吸収を妨げることがあります。

貧血気味の人や妊婦の方は、緑茶の飲みすぎに注意が必要です。

 

緑茶が鉄分の吸収を妨げる原因は、緑茶に含まれるタンニンが鉄と結合する性質を持っているためです。

タンニンは、お茶の渋味成分です。

 

緑茶以外ではコーヒーや紅茶にもタンインが含まれており、緑茶と同じように鉄分の吸収を妨げます。

日本では緑茶を食事中や食後に、飲む方は多いですよね。

しかし、食事中や食後に緑茶を飲むことで、せっかく食べ物から摂取した鉄分が、吸収されにくくなってしまいます。

緑茶を飲むのであれば、食後1時間程経過して、食べ物が消化吸収された後に、飲むようにしましょう。

 

 

緑茶は胃に負担をかける

緑茶の悪い点として、胃に負担をかけることがあります。

胃腸の弱い人は、緑茶の飲みすぎに気を付けなければいけません。

 

緑茶が胃に負担をかける原因には、カフェインとタンニンの2つの成分があります。

緑茶に含まれるカフェインは、胃液の分泌を促進する効果があります。

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胃酸過多や胃潰瘍の人は、胃液の出過ぎで胃壁が荒れてしまいます。

特に空腹時に緑茶を飲むと、胃が荒れやすくなります。

 

そして緑茶に含まれるタンニンという成分も、胃に負担をかけます。

タンニンは酸化し易い成分で、熱湯や空気に触れるとタンニン酸という成分に、変化してしまいます。

タンニン酸はタンパク質を凝固させる作用があり、胃粘膜表面のタンパク質を凝固させ、胃相を悪くして胃痛を起こすことがあります。

 

緑茶は睡眠を妨げる


緑茶の悪い点として、睡眠を妨げることがあります。

緑茶が睡眠を妨げる理由は、緑茶に含まれるカフェインに覚醒作用があるからです。

特に玉露はカフェイン含有量が多いので、寝る前には飲まないほうがいいでしょう。

 

ただし緑茶に含まれるタンニンは、カフェインと結合する性質があり、カフェインの覚醒作用は低下します。

そのため緑茶を飲んでも、睡眠に影響しない人もいます。

しかし子供などはカフェインの影響を受けやすいので、やはり寝る前には緑茶を飲まないほうがいいでしょう。

 

 

緑茶は脱水症を引き起こす

緑茶の悪い点として、脱水症を引き起こすことがあります。

緑茶が脱水症を起こす理由は、緑茶に含まれるカフェインに利尿作用があるからです。

そのため緑茶を飲むと水分を補給するどころか、逆に水分を排出してしまうリスクがあります。

水代わりに緑茶を飲んで、水分補給してるような人は、注意が必要です。

 

 

緑茶は飲む量やタイミングで健康効果を発揮する

これだけ緑茶の悪い点をあげられると、緑茶なんて飲まないほうがいいと、思ってしまうかもしれません。

しかし緑茶は、飲む量やタイミングさえ間違わなければ、健康効果の高い優秀な飲み物です。

 

緑茶の主な健康効果をあげると

・免疫力アップ
・コレステロール値の低下
・血糖値の低下
・抗酸化作用
・虫歯予防
・口臭予防

など様々なものがあります。

この健康効果を発揮させるために、緑茶を飲み過ぎないようにして下さい。

 

緑茶は1日に、2~5杯程度を目安に飲みましょう。

そして緑茶を飲むタイミングは、

・食中と食後1時間は避ける
・空腹時を避ける
・寝る前は避ける

以上の3点に注意すれば、問題なく緑茶を楽しむことができます。

緑茶は日本人にとって、いちばん身近な飲み物ですから、上手に付き合ってその良さを、引き出していきましょう。

 

 

まとめ

緑茶の悪い点は主に、飲み過ぎることによって起こります。

昨今の健康ブームにより情報番組などで、緑茶が健康にいいと紹介されると、緑茶を飲みすぎてしまう人が、出てくるのでしょう。

しかしどんなに体にいいものでも、飲み過ぎれば害になります。

適量を守って、緑茶の健康効果を上手に、引き出しましょう。

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