うなぎは健康にいいのか?コレステロールやカロリーは大丈夫?

      2018/05/17

夏バテ防止の食べ物といえば、うなぎが定番となっています。

うなぎは昔から、栄養価が高い食品として、重宝されています。

しかしうなぎは脂っこいので、コレステロールやカロリーが気になります。

果たしてうなぎは、本当に健康にいいのでしょうか?

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うなぎは健康にいいのか?

うなぎ
 

うなぎといえば夏バテ防止などの、強壮食として食べられることが多いです。

うなぎに含まれる栄養を見てみると、タンパク質、ビタミンA、ビタミンB1、B2、ビタミンD、ビタミンE、カルシウム、鉄、亜鉛、DHA、EPHなどです。

このように豊富な栄養が含まれているので、うなぎは健康にいい食品と言えるでしょう。

うなぎには良質なタンパク質が、豊富に含まれています。

タンパク質は内蔵や筋肉、骨、肌など体の組織を作るのに、欠かせない栄養素です。

うなぎにはビタミンAが特に豊富で、蒲焼きだと100g当たり1500μgのビタミンAを保有しています。

ビタミンAは皮膚や粘膜を強くする栄養素で、肌や目の健康効果や免疫力アップが期待できます。

ただし妊婦など一部の方は、ビタミンAの摂り過ぎは良くないとされているので、注意が必要です。

ビタミンB1は疲労回復効果があり、うなぎが夏バテにいいとされているのは、このためです。

ビタミンB2は、糖や脂質の代謝を促進します。

余計な脂肪が付きにくくなるので、ダイエットにもいいビタミンです。

ビタミンDは、骨の健康維持に必要な栄養素です。

骨粗しょう症の予防などに、役立ちます。

ビタミンEは抗酸化力が強く、老化の予防や活性酸素の抑制をする栄養素です。

カルシウムは、骨や歯の成分になります。

また血中に存在するカルシウムは、体の生理機能を調整する役割があります。

鉄は赤血球のヘモグロビンに必要なミネラルで、貧血の予防に欠かせません。

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亜鉛は細胞分裂や新陳代謝、免疫力の向上などに必要なミネラルです。

不足すると味覚障害や、骨粗しょう症などの症状が出ることがあります。

 

うなぎのコレステロールは大丈夫?

うなぎといえばその脂っこさから、コレステロールの心配をされる方が多いようです。

うなぎの脂質は全体の約20%もありますから、確かにコレステロールは気になるところです。

しかしうなぎの脂質はほとんどが、EPAやDHAといった不飽和酸脂肪で体に良い脂です。

不飽和酸脂肪は体内で固まりにくい性質があり、コレステロールの心配をする必要はありません。

逆に血中の中性脂肪やコレステロール値を調整して、血液をサラサラにしてくれます。

そのため高脂血症や動脈硬化などの病気を、予防する効果があります。

うなぎは食感は脂っこくても、とてもヘルシーな食品と言えるでしょう。

 

うなぎのカロリーは大丈夫か?

うなぎを食べると太るのではないかと、カロリーを気にされる方も多いようです。

しかしうなぎの蒲焼きのカロリーは、100gあたり293キロカロリーとなっており、意外と低カロリーなのです。

ただしうな丼などにするとご飯の分のカロリーがあるので、1食あたり650キロカロリーになってしまいます。

これが気になる方は、ご飯を少な目にするようにしましょう。

もう一つ注意しなければならないのは、うなぎの白焼きです。

甘いタレが付いていない分、白焼きのほうがカロリーが低いという感じがします。

しかしうなぎの白焼きのカロリーは、100gあたり331キロカロリーとなっており、蒲焼きよりも高いのです。

これは蒲焼きが2度焼きするのに対し、白焼きは1度しか焼かないので、調理中に落ちる脂の量が違うからです。

しかしうなぎ自体は高タンパク低カロリーで、優良食材と言っていいでしょう。

またうなぎを食べるときに、山椒をかける人も多いと思います。

これは味にアクセントを与えるだけでなく、うなぎの消化を助ける働きもあります。

山椒の味が嫌いでなければ、なるべくうなぎかけて食べるほうがいいでしょう。

 

まとめ

うなぎは良質なタンパク質や、ビタミン類、ミネラル類を含んでおり、健康にいい食べ物である。

うなぎの脂は不飽和酸脂肪であり、コレステロールの心配はしなくていい。

うなぎは高タンパク低カロリーな、優良食材である。

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