ノロウイルスの潜伏期間は?感染の危険や回復後の状態について

      2017/07/02

冬になると、ノロウイルスの感染による食中毒が増えます。ノロウイルスも他の食中毒と同じように、潜伏期間が存在します。ノロウイルスの潜伏期間がどれくらいかやその間の感染の危険性や、回復後の状態についてまとめています。

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ノロウイルスの潜伏期間は?

ノロウイルス
ノロウイルスの潜伏期間は、平均で約24~48時間です。ただし最短だと12時間、最長だと72時間になります。

一般的に潜伏期間というのは、ウイルスに感染してから身体に何らかの症状が出るまでの期間の事を指します。つまり体内にはウイルスが侵入しているのに、そのことに気付かない期間になります。

食中毒の場合に潜伏期間は、長いのものだと1週間以上のものもあります。潜伏期間は長ければ長いほど、感染経路の特定が難しくなります。ノロウイルスの場合は、潜伏期間が約24~48時間ですので、症状が現れる1~2日前に感染した原因があると考えられます。

ノロウイルスのようなウイルスは、細菌と違って自分自身で増殖することができません。そのため他の生物の細胞の内部に侵入して、DNAやRNAを操作することで増殖します。

ウイルスによって感染できる生物や細胞が違いますが、ノロウイルスの場合は人間の十二指腸から小腸上部の細胞に感染します。その後上皮細胞を脱落させ、腹痛や発熱、下痢、嘔吐などの症状が現れます。ノロウイルスに感染してから。この症状が現れるまでが潜伏期間になります。

 

ノロウイルスの潜伏期間中も感染の危険はあるのか?

ノロウイルスの潜伏期間中は症状は出なくても、体内にはノロウイルスが潜伏しているので、他の人に感染する危険はゼロではありません。

ただしノロウイルスはインフルエンザウイルスのように、空気感染することはないので、側にいるだけで感染するということはありません。

ノロウイルスの二次感染の主な経路は、感染者の便や嘔吐物の飛沫を吸い込んだり、手に触れた物が食べ物を介して口から侵入するものです。ノロウイルスの潜伏期間中の感染者は、まだ下痢や嘔吐などの症状が出ていないので、その分感染の危険も低くなります。

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ノロウイルスは回復後も感染の危険がある?

ノロウイルスに感染すると、下痢や嘔吐、腹痛、発熱などの症状を発症します。この症状は、だいたい2~3日くらいで治まります。症状が治まって回復してしまえば、もうノロウイルスの感染の危険はないのでしょうか?

ノロウイルスは症状が治まった後も、1週間以上は体内で生き続けており、排泄され続けています。つまりこの間は、まだノロウイルスの感染の危険が残っていることになります。

ただし潜伏期間のときと同じように、下痢便や嘔吐した吐瀉物に触れることはないので、ノロウイルスの二次感染の危険はかなり低くなります。

法律的なことをいうと感染症法においてノロウイルスは、強制的に出勤停止や出席停止にできる対象に含まれていません。つまりノロウイルスに感染している状態でも、会社や学校に行けることになります。(ただし学校長や園長の判断で、特別措置を取ることは出来ます。)

こうなるとノロウイルスが回復した後、いつから会社や学校に行っていいかが難しくなります。ノロウイルスは長い場合は、1か月以上も体内で生き続けていることがあります。その間ずっと会社や学校を休めば、今度はズル休みではないかと言われてしまうかもしれません。

一応国から出されておる目安は、症状が治まって全身の状態が良好であれば、学校などには行っていいことになっています。ですからノロウイルスの症状が治まったら主治医と相談して、いつから会社や学校に行くかを決めるのがいいでしょう。

ただしその場合でも、ノロウイルスの二次感染を避けるように、十分な注意をしなければなりません。特に大事なのは、トイレの後の手洗いです。これは手にノロウイルスが付着していると、二次感染の危険があるからです。

トイレ後の手洗いは水だけでなく、必ず石鹸を付けて洗います。ノロウイルスはアルコールでは消毒できませんので、必ず石鹸での手洗いを励行して下さい。

 

まとめ

ノロウイルスの潜伏期間中は、自覚症状がないので特に気をつけようがありません。ですから感染の危険があっても、なにも出来ないのが実状です。大事なのは嘔吐などが起きたときに、すぐにノロウイルスの危険を考えることです。ノロウイルスのことが頭にないと、吐瀉物の処理のときに二次感染の危険が高まります。ノロウイルスは感染力が非常に強いので、一度感染すると集団感染の危険は非常に高まりますので、くれぐれも注意しましょう。

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