熊に遭遇したらどうすればいいのか?もしもの時の対処法まとめ

      2017/04/16

最近熊と遭遇したり襲われたというニュースを、頻繁に聞くようになりました。自然環境の変化により、今後もまずます熊と遭遇する危険は、高まっていくのかもしれません。ここでは、そんなもしもの時の対処法などをまとめています。

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熊に遭遇したらどうすればいいのか?

熊と遭遇

日本には、ヒグマとツキノワグマの2種類の熊が、生息しています。ヒグマは冷涼な環境を好み、北海道に生息しています。ツキノワグマは温暖な環境を好み、本州以南に生息しています。

熊は本来臆病な性格で、あまり人に近づかないというのは、一昔前の常識です。最近では人を怖がらずに、人里に出没する熊は珍しくありません。この様に熊の生態も、時代とともに変化しています。

 

熊が出没するのはいつから?

熊はエサのなくなる冬には、穴の中にこもって越冬します。この期間が大体、11月中旬から4月下旬です。熊が穴から出てくるのは、4月中旬から5月上旬になりますが、これも温暖化の影響で、ズレてきているようです。

穴から出てきた熊は、植物の花や若芽など集めて食べたり、雪崩などで死んだ動物の死骸を食べます。春から夏にかけては、山には山菜がたくさん生え始めるので、熊はそれを好んで食べます。

しかしこの時期に山にエサが少ないと、熊はエサを求めて人里へと出没するようになります。また前の年にエサが豊作だと個体数が増えて、翌年は人里に熊が出没する危険が高くなります。

通常は人里に熊が出没するのは夏がピークで、秋になると山で木の実が実りだし、エサが豊富になるので、山の奥へと戻っていきます。しかし凶作でエサが不足する年は、人里に出没することが多くなります。

 

熊を近づけないようにする対策

熊と遭遇する前に、なるべく熊を近づけないようにすることが大事です。昔は熊よけの鈴などで、音による対策が有効でしたが、今はあまり効果が無いようです。実際に熊よけの鈴をつけていても熊に襲われたり、ラジオを付けながら畑仕事をしていて、熊に襲われたという事例があります。

今の熊は昔ほど、人間を怖がらなくなってきているのです。ですから熊よけ鈴やラジオをつけると、逆に人間の存在を熊に知らせることになり、危険だという専門家もいます。

小熊の時に親熊が人間を襲っているのを見ると、それで学習して人間を襲うようになるようです。今後はそういった人間を襲う熊が、増えていくことが懸念されます。

熊を近づけないようにする対策としては、犬の鳴き声が有効です。熊は犬が苦手なので、犬の鳴き声が聞こえてくると、近づいてきません。また蚊取り線香を使った、ニオイの対策も有効です。虫除けにもなるので、山に入るときにはぜひ携帯して下さい。

残飯や生ごみなど、熊のエサになるものは、捨てないようにして下さい。一度エサを見つけた場所には、熊は何度も出没するようになります。

 

熊に遭遇してしまった時の対策

それでも、熊に遭遇してしまった時の対策です。まずは、熊との距離が大事です。熊と遭遇しても、ある程度の距離を保っていれば、熊は襲ってきません。その距離は、約12メートルです。しかし小熊がいる場合は、その距離が20メートルに広がります。

もしも熊に遭遇した場合でも、熊との距離が20メートル以上ある場合は、静かにその場から離れるようにします。音をたてると感づかれるので、慌てず静かに逃げて下さい。

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突然、出会い頭に熊と遭遇した場合は、大声を出したり慌てて逃げてはいけません。大声を出すことで熊は興奮し、逃げても熊の脚力のほうが高いので、すぐに追いつかれてしまいます。

熊もやたらと、人間を襲ってくることはありません。殆どは人間が大声を上げたりすることで、興奮状態となり襲ってきます。ですから冷静になって熊の目を見ながら、「何もしないから安心して」などと熊に話しかけてみて下さい。そして徐々に声を大きくして、少しずつその場から離れましょう。

どうしても熊に攻撃をしなければならない場合は、熊の弱点である目、鼻、眉間の辺りを攻撃します。しかし素人がいきなり、熊にパンチをするのは難しでしょう。できればストックなどの武器を持ち歩き、それで鼻から眉間のあたりを狙って突くようにします。クマ撃退スプレーなどを持っていれば、それを使うのもいいでしょう。

過去にはパンチが熊の眉間にクリーンヒットして、無傷ですんだという武勇伝も聞いたことはあります。しかしパンチがヒットしなければ、返り討ちに遭っていたことは言うまでもありません。中途半端に攻撃すれば、逆に熊を興奮させるだけです。くれぐれも熊と戦って、勝とうなんて思わないで下さい。

それでも熊に襲われてしまったら、致命傷を負わないように体を防御します。熊の攻撃は、長くても約1分です。この間を凌ぎきれば、なんとか生き延びることができます。それには体を丸めて、手で後頭部から頚部を覆い守って下さい。後頭部から頚部と腹部を守れば、致命傷を負わずに済みます。

もしも小熊を見つけたら、側に親熊がいると思って間違いないでしょう。動物の親は本能的に、何があっても子供を守ろうとします。小熊は小さく可愛く見えますが、決して近づいてはいけません。

 

熊と遭遇した時やってはいけないこと

熊と出会ったときに死んだふりをするなど間違った俗説があり、これらはやってはいけないことです。熊は死んだ動物の肉も食べるので、死んだふりをすれば逆に食べられるリスクが高まります。

木に登るのも、効果がありません。熊は木の実など好んで食べるので、木登りは得意中の得意です。逆に逃げ場を失って、木の上で熊が登ってくるのを、震えて待つしかなくなります。

背中を見せて逃げるのも、やってはいけません。熊は、最高時速60キロで走れるぐらい、足の速い動物です。しかも山道など、人間が走りづらい場所でも、高速で走れます。どんなに足の速い人でも、追いつかれてしまいます。

 

まとめ

熊は山にエサがなくなると、エサを求めて人里に近づいてくる。

熊よけ鈴やラジオは、最近では効果が薄くなってきている。

熊を近づけないには、犬の鳴き声や蚊取り線香のニオイが有効。

熊と遭遇した場合は、20メートル以上距離があれば、その場から静かに離れる。

出会い頭に遭遇した場合は、大声を出したり慌てて逃げようとしてはいけない。熊の目を見て話しかけ、熊を遠ざけるようにする。

死んだふりや木に登ったり、背中を見せて逃げるなどは、やってはいけない。

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