暑さに弱い原因は何だろう?体質改善で夏を乗り切る!

      2018/11/21

生まれつき暑さに弱くて、夏が苦手という人がいますが、この原因は何なのでしょうか?

逆に生まれつき、暑さに強いという人もいます。

体質改善で、暑さに強くなることはできるのでしょうか?

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暑さに弱い原因は何だろう?

暑さに弱い
暑さに弱い人というのは、夏には熱中症にかかりやすい、傾向があります。

精神的なものだけでなく、体温が下がりにくくなっている可能性があります。

一番考えられる暑さに弱い原因は汗が上手くかけずに、体温調整ができず熱が体にこもりやすくなっていることです。

これには汗がうまくかけない、もしくは汗の質が悪いなどの問題があります。

 

汗腺の数が少ない

汗腺が少ないために汗の量が少なく、体温調整が上手く出来ない場合があります。

汗腺が発達するのは生後2年から3年の間で、それ以降は増えることはありません。

つまり3歳までの幼少期に、しっかり汗をかかなければ、汗腺が少なく汗をかきずらい体になってしまうということです。

赤ちゃんのうちから、夏に冷房の効いた環境で育てると、汗をかきづらく暑さに弱くなってしまします。

 

汗腺の機能が衰えている

人間の体は環境に適応しようとするので、冷房の効いた場所に長くいる人は、汗腺の能力が衰えていきます。

この場合は体は暑い所よりも寒い所に適応するため、熱を逃がさないように毛穴を閉じようとします。

そのため、汗をかきずらくなってしまいます。

 

汗の質が悪い

暑いのが苦手な人は、ベタベタとした汗をかく傾向にあります。

汗は蒸発するときに、体から気化熱を奪い体温を下げます。

ベタベタした汗は蒸発しづらく、どんなに汗をかいても中々体温が下がりません。

逆にサラサラした汗は蒸発しやすく、体温が下がりやすいのです。

 

自律神経の乱れ

人間の体温は、自律神経の働きで調整されています。

自律神経の働きが乱れると、体温調整が上手くできなくなることがあります。

いわゆる自立神経失調症が、これにあたります。

自立神経失調症の原因は、過度なストレス、生活習慣の乱れ、食事、環境など様々です。

夏であれば、エアコンなど冷房の使いすぎも、自立神経失調症の原因になります。

 

暑さに弱い体質を改善するには

暑さに弱い体質を改善するには、基本的にはいい汗をかけるようになることです。

汗腺の数など変えれないものもありますが、それ以外の部分を改善して、暑さに強い体を目指しましょう。

 

冷房を使い過ぎず汗をかく練習をする

暑さに弱い人ほど冷房を使って、暑さを避ける傾向にあります。

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しかしこれだと汗をかく機会が減ってしまい、余計に汗をかく能力が鈍ってしまいます。

冷房を使い過ぎずに、暑さに慣れて汗をかく練習をします。

しかし前述したように暑さが苦手な人は、熱中症になりやすい傾向があります。

熱中症にならない程度に、冷房を使うようにして下さい。

汗をかく練習として、お風呂に入ったり、運動をするようにします。

お風呂は温めのお湯に長時間浸かれば、汗をかきやすくなります。

 

ベタベタ汗をサラサラ汗に変える

ベタベタ汗になる原因は、食事などの生活習慣が関係しています。

肉などの脂っこいものを多く食べると、皮脂の分泌が増えてベタベタ汗になります。

また汗腺の機能の衰えも、ベタベタ汗の原因になります。

汗腺の機能が衰えると、ミネラルの再吸収がしづらくなります。

その結果汗に含まれるミネラル分が多くなり、ベタベタ汗になります。

食事は肉食中心の食生活から、魚介類や豆類、野菜、海藻などを中心とした和食にするのが理想です。

汗腺の機能については、前項の汗をかく練習で改善していきましょう。

 

正しい水分補給をする

汗をきちんとかくには、その元になる水分が必要です。

そのためには水分補給が必要ですが、ただガバガバと水を飲めばいいというものではありません。

正しい、水分補給の仕方があります。

水分は一度にまとめて飲んでも、体の吸収する能力が追いつきません。

そのため吸収される量よりも、排泄される量のほうが多くなってしまいます。

この場合は汗ではなく、小便として排泄されます。

トイレが近くなるだけで、あまり良いことはありません。

汗の元になるのは血液中の水分ですので、血液に水分が吸収されなければ意味がありません。

それには、少ない量をこまめに飲むようにします。

そうすると水分がきちんと、血液に吸収されるようになります。

目安としては1回の水分補給は、コップ1杯(200~250cc)程度にします。

これを1日に、8~10回程度に分けて飲みます。

 

規則正しい生活をおくる

規則正しい生活をおくることで、自律神経の働きを乱さないようにします。

特に睡眠時間は、きちんと取るようにしてください。

食事も暴飲暴食は避けて、栄養のバランスの取れた食事をしましょう。

過度なストレスも、自律神経の働きを乱す原因になります。

ストレスは溜め込まないように、運動などをして発散して下さい。

ウォーキングなどをすると、自律神経の働きを正常化する作用があります。

 

病気の可能性も考える

単純に体質の問題ではなく、何らかの病気という可能性もあります。

例えば無汗症や乏汗症など、汗をかくことができなくなる病気があります。

また糖尿病の人も、暑さに弱くなることがあります。

この場合は一度、専門医を受診したほうがいいでしょう。

 

まとめ

暑さに弱い原因は、汗腺の数が少ない、汗腺の機能の衰え、汗の質、自律神経の乱れなどがある。

暑さに弱い体質を改善するには、冷房を使い過ぎず汗をかく練習をすること、ベタベタ汗をサラサラ汗に変えること、正しい水分補給をすること、規則正しい生活をおくることなどがある。

体質の問題ではなく病気の可能性もあるので、その場合は専門医を受診する。

 

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