寄生虫による食中毒を防ぐには?症状や対策を探っていきます!

      2017/03/22

寄生虫は肉や魚、野菜など、いろいろな生鮮食品おり、食中毒を起こす原因になります。症状は軽いものから、激しい痛みを伴うものまで様々です。ここでは、寄生虫による食中毒の症状や対策について、探っていきます。

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寄生虫による食中毒を防ぐには?

寄生虫の食中毒

食中毒といえばノロウィルスやサルモネラ菌など、ウイルスや細菌が原因で起きるものが多いです。しかし寄生虫による食中毒も、近年増え続けています。寄生虫にも種類があり、原因や症状も変わってきます。

 

アニサキスによる食中毒

寄生虫による食中毒で、一番多いのがアニサキスによるものです。アニサキスは、魚介類の体内に寄生しています。寄生された魚介類を生で食べた時に、食中毒になることがあります。

アニサキスは、人間の体に寄生する事はできないので、殆どの場合は便と一緒に体外に排出されます。しかしまれに、胃や腸壁に進入することがあります。この時に食中毒の症状として、激しい腹痛や吐き気、じんましんなどが出ます。

食中毒の症状が出るのは、アニサキスが寄生してる魚介類を食べてから、早ければ数時間後、遅ければ数日後に出ることもあります。しかし実際に食中毒を発症した事例によれば、ほとんどが8時間以内に発症しています。

これまで発生したアニサキスの食中毒は、サバ、サケ、サンマなどを生食したことが原因で起きています。その他にも、150種類以上の魚介類に寄生していることが、確認されています。

アニサキスが寄生する場所は、魚介類の内蔵です。しかし魚介類を常温で放置してしまうと、内臓から他の部位へと、移動してしまうことがあります。ですから魚介類は、なるべく早く内蔵を取り除き、冷蔵庫で保管するようにしましょう。

アニサキスは熱に弱いので、きちんと加熱して食べれば、食中毒の心配はありません。冷凍させても死滅させることはできますが、中心部の温度が-20℃以下で24時間以上冷凍させる必要があります。

 

クドア・セプテンプンクタータによる食中毒

クドア・セプテンプンクタータは、ヒラメの筋肉中に寄生しています。ヒラメを生食した際に、食中毒の危険があります。しかし少量では症状は出ず、クドア・セプテンプンクタータが多量に寄生してるヒラメを食べると、食中毒の症状が出ます。

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クドア・セプテンプンクタータによる食中毒は、食後数時間で発症します。症状は一過性の下痢や嘔吐で、比較的軽度で速やかに回復します。特に夏場に多く発生し、冬には減少します。

クドア・セプテンプンクタータも、過熱や冷凍によって死滅します。過熱の場合には75℃5分以上、冷凍の場合は-20℃で4時間以上で死滅します。

しかしヒラメは生食されることが多く、冷凍すると味が落ちるため、養殖場でも様々な対策が取られています。飼育環境の浄化や飼育履歴の管理、出荷前のモニタリング検査なども行われています。

 

サルコシスティス・フェアリーによる食中毒

サルコシスティス・フェアリーは、馬の筋肉中に寄生しています。馬刺しなど、馬肉を生で食べた時に、食中毒になる危険があります。食後数時間で症状を発症し、一過性の下痢や嘔吐などの症状が出ますが、比較的軽症で速やかに回復します。

サルコシスティス・フェアリーも、過熱や冷凍によって死滅します。日本国内で流通してる生食用のものは、生産地で冷凍するなどの対策をしている物が多いので、食中毒の危険は低くなっています。

 

旋毛虫による食中毒

旋毛虫はブタ、イノシシ、クマ、セイウチなど、多くの動物の筋肉組織に寄生しています。旋毛虫が寄生してる動物の肉を、十分に加熱せずに食べた場合に、食中毒の危険があります。

症状の現れ方は個人差があり、全く症状が出ない場合から、重症になることまであります。症状が出る場合は、1~2日後に下痢や腹痛、嘔吐などの症状が出ます。更に7~15日後には、幼虫が筋肉に移動することで、筋肉痛、発熱、発疹、脱力感、顔のむくみなどの症状が出ます。

旋毛虫による食中毒を防ぐには、肉を71℃以上で十分に加熱することです。燻製屋塩漬けでは、旋毛虫を死滅させる事はできません。加熱処理していないものは、注意して下さい。

 

野菜や果物を介する寄生虫

野菜や果物を生で食べる場合にも、寄生虫の危険は有ります。多いのは寄生虫の卵が付着しており、それが体内に入って成長するケースです。代表的な寄生虫には、回虫がいます。しかし回虫が寄生していても、ほとんど食中毒の症状は出ないようです。

無農薬や有機栽培で作られた野菜や果物などは、寄生虫の卵が付いている可能性があります。これらを生で食べる時には、流水でよく洗ってから、食べるようにして下さい。

衛生状態の悪い海外に行った時は、特に注意が必要です。安全のため野菜や果物は、生で食べないようにしましょう。必ず火を通したものだけを、食べるようにします。

 

まとめ

寄生虫は肉や魚、野菜など、いろいろなところから感染する。

特に多いのはアニサキスによる食中毒で、サバ、サケ、サンマなどの生食に気をつける。

その他にもクドア・セプテンプンクタータ、サルコシスティス・フェアリー、旋毛虫、回虫などがある。

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