台風一過で暑いのはなぜ?寒くなることもある?

      2017/06/21

日本列島は毎年夏から秋にかけて、多くの台風が通過していきます。暴風雨であれた天気が、台風一過で暑くなるのはなぜなのでしょう? また台風一過で、寒くなることもあるのでしょうか?

スポンサードリンク

台風一過で暑いのはなぜ?

台風一過
 

台風一過の「一過」とは、「さっさと通り過ぎること」という意味です。そして台風が過ぎ去った後の、晴天に見舞われた天気を台風一過と呼んでいます。

またこの様に台風で荒れた天気が晴れ渡ることから、転じて物事が収まり晴れ晴れとした様子にも、台風一過という言葉が使われます。

さて台風一過で晴天になるのと同時に、気温も高くなり暑く感じることがあります。その理由をひとつずつ、解説していきます。

 

台風一過で空気中のゴミがなくなり暑くなる

台風一過で暑くなる理由の一つ目は、空気中のゴミが無くなるからです。

大気中には多くのゴミなどが漂っており、それが太陽光を遮っています。例えば車から出る排気ガスや、ゴミ処理場から出る煙、工事現場から舞い上がる粉塵などがあります。最近ではPM2.5なども、問題になっています。

大気汚染のひどい地域に行くと、晴れていても空が見えないことがあります。日本はそれほど、大気汚染が深刻な地域はありませんが、やはり空気中に浮かんだゴミやホコリは、太陽光を遮っています。

このゴミやホコリが、台風一過により運び去られます。台風一過の青空を見上げると、普段の青空より澄み渡って見えます。太陽光を遮るゴミやホコリがなくなって、太陽光が届きやすくなって暑くなります。

 

台風が南の暖かい空気を引き込んで暑くなる

台風一過で暑くなる理由の二つ目は、台風が南の暖かい空気を引き込むからです。

スポンサードリンク

台風は日本がある北半球では、反時計回りに回転しています。これは地球の自転により、コリオリの力が働くからです。因みに南半球では、台風は時計回りになります。

台風は一般的には、南から北へと移動していきます。つまり台風一過では、北側に台風がいることになります。この時に台風は、南にある暖かい空気を日本列島に引き込みます。そのため台風一過で、暑くなります。

 

台風一過の前に寒くなるため暑く感じる

台風は南から北へ移動するので、台風一過の前は台風は南にいます。この時に台風は、北の冷たい空気を引き込みます。そのため気温が下がり、寒くなります。寒くなった後に台風一過で暑くなるので、そのギャップで余計に暑く感じます。

 

台風一過で寒くなることもある?

ここまで、台風一過で暑くなる理由を解説してきました。しかし台風一過で、逆に寒くなることもあるので、注意が必要です。

これには、台風の回転方向が関係しています。台風は前項でも説明したように、北半球では反時計回りに回転しています。

ここでポイントになるのは、台風が日本列島の東側を通るか、西側を通るかです。台風が反時計回りに回転しているということは、台風の西側は北にある冷たい空気を引き込みます。逆に台風の東側は、南の暖かい空気を引き込みます。

つまり、台風が日本列島の東側を通過した場合は、日本列島に北からの冷たい空気が流れ込むことになります。この様な場合は、台風一過で寒くなることがあります。

特に秋以降は太平洋高気圧の勢力が弱まるので、台風は日本列島の東側に進路を通りやすくなります。秋の台風一過は、気温の急激な低下に、注意しなければなりません。

 

まとめ

台風一過とは、台風が過ぎ去った後の晴天に見舞われた天気、または転じて物事が収まり晴れ晴れとした様子のことである。

台風一過で暑い理由は、空気中のゴミがなくなり日射量が増えること、南の暖かい空気を引き込むこと、台風一過の前の気温低下とのギャップなどがある。

台風が日本列島の東側を通過すると、北の冷たい空気を引き込むため、台風一過で寒くなることがある。

スポンサードリンク

 - 一般常識