ミネラルウォーターは安全か?本当に健康にいい水とは?

   

ミネラルウォーターは、安全なのでしょうか? 少なくとも水道水よりは、ミネラルウォーターの方が、安全であるという認識の方が多いことでしょう。しかし体のことを気遣うなら、本当に健康にいい水とは何か、考え直したほうがいいかもしれません。

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ミネラルウォーターは安全か?

ミネラルウォーター
 

ミネラルウォーターは日本国内では、100種類以上のブランドが流通しています。国産の天然水や、海外からの輸入品、硬水、軟水、炭酸水まで、多種多様な品揃えで、スーパーやコンビニなどで、手軽に購入できます。

これだけ日本人に、ミネラルウォーターが愛飲されている背景には、「健康志向」があるのではないでしょうか。「◯◯山が育んだ天然水」なんて言われると、いかにも体に良さそうな印象を受けます。

それに対して水道水は、消毒用のカルキ(塩素)が含まれています。カルキの入った水道水よりも、ミネラルウォーターの方が安全で、健康にいいのは当たり前のように思えます。

しかし水の安全性は、カルキの有無だけで、簡単に決まるものではありません。もう少し突っ込んで、ミネラルウォーターの安全性について、考えてみましょう。

 

ミネラルウォーターと水道水の安全基準の違い

ミネラルウォーターも水道水も、人間が飲用する水であり、その安全性は法律により基準が設けられています。しかしミネラルウォーターと水道水は、それぞれ違う法律が適用されます。

ミネラルウォーターに関しては、食品衛生法が適用され水質基準項目は18項目しかありません。しかも検査には原水が使用され、それが基準をクリアーすれば、販売の許可がおります。

これに対して水道水は、水道法という法律が適用されます。水道法の水質基準項目は50項目もあり、その他に水質管理目標設定項目が27項目、水質管理等に必要な項目が30~40項目あります。

この様に検査項目の数を比較すると、ミネラルウォーターの方が、圧倒的に少ないことが分かります。さらに1つ1つの水質基準を比較しても、ミネラルウォーターの方が基準値が、ゆるく設定されています。

例えば人体に有害とされているカドミウムは、ミネラルウォーターでは0.01mg/l以下、水道水では0.003mg/l以下という基準になっています。

カドミウムは自然界に広く分布している金属であり、摂取すると体内に蓄積されていきます。そうすると、いずれカドミウム中毒となり、骨や関節をもろくし、肺気腫、腎障害、蛋白尿などの病気を引き起こします。

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その他の人体に有害とされているヒ素やマンガン、ホウ酸、フッ素、亜鉛など、全ての項目で、ミネラルウォーターの方が基準が緩くなっています。

 

ミネラルウォーターの安全基準はなぜ緩いのか?

ミネラルウォーターの安全基準が緩いのは、ミネラルウォーターは食品という扱いになっているからです。つまりミネラルウォーターは、日常的に毎日飲むものではないという前提になっているのです。

これに対して水道水は、日常的に毎日飲むものという前提で、水道法という法律が作られました。そのため食品衛生法よりも厳しい基準が設けられ、安全性を確保しているのです。

 

本当に健康にいい水とは?

ミネラルウォーターもメーカーによっては、独自に安全基準を設けて、安全性を確保しているところもあるかもしれません。しかしそうでない場合は、ミネラルウォーターよりも、水道水の方が安全性が高いといえます。

しかし水道水を飲む上で、やはり残留塩素(カルキ)が気になるという方は多いでしょう。残留塩素に関しては賛否両論あり、安全か危険かは判断が難しいところです。しかしアトピーなどは、水道水の残留塩素で悪化するという研究もあり、無視することはできません。

やはり本当に健康にいい水という意味では、水道水から残留塩素を除去した水ということになります。

水道水の塩素を取り除くなら、浄水器を使うのが一番効果的です。浄水器の他には水道水の残留塩素を取り除く方法として、レモン汁(ビタミンC)を混ぜる、緑茶を混ぜる、煮沸するなどの方法があります。しかしこれらを実際にやってみると、とても手間がかかります。

例えばレモン汁は、切りたての新鮮なレモンでなければ、効果はありません。これはビタミンCは、空気に触れると壊れてしまうからです。レモン果汁を絞った物も売られていますが、こういった物では塩素は除去できません。

緑茶は水の代わりに飲むのであれば、効果はあるでしょう。しかし料理などに使う水も、全て緑茶にしてしまうわけにはいきません。

沸騰させるのは、時間とガス代がかかります。また沸騰させて塩素を除去した水は、雑菌が繁殖しやすくなるので、長期保存できません。

浄水器の場合は蛇口をひねれば、必要な時に必要なだけ、塩素を除去した水が出てきます。そのまま飲む事もできて、料理にも使えるので、一番便利ではないでしょうか。

 

まとめ

ミネラルウォーターは水道水に比べ、検査項目が少なくそれぞれの基準も緩いので、必ずしも安全とは言い切れない。

水道水は日常的に飲用する水として、水道法が制定されているので基準が厳しいが、ミネラルウォーターは食品という扱いなので基準が緩くなっている。

本当に健康にいい水は、ミネラルウォーターよりも水道水が適している、ただし水道水は残留塩素を除去するために、浄水器を使った方が良い。

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